還暦を迎え、家を建て、新しい責任ある仕事を始めて


選挙にも落ちて、社会的な発言や運動から距離を置くようになったが


日本社会の根なし草のような無責任さと、まとわりつくような土着性については、自分なりの考えをまとめてみたいと思っていた。

自分は何を間違っていたのか?
どうして人は、正義や正しさに対する理解がかくも薄いのか?
それとも自分の思っていた正義や正しさの概念の方が、理解が浅いのか?

そして先日、「戸人主義」というキーワードにたどり着いた。

西洋的な個人主義は、神と人間との関係を突き詰めたところで育ったものであるが

日本では家族概念の拡張の上に社会があるのだと思えば

見て見ぬふり、旅の恥はかき捨て、的な行動と
戦争やイベントにまつわる妙な一体感とが
解き明かせるような気がするのだ。

だからといって
誰かを貶めたり、自分の正当性を声高に訴えたりするつもりはない。

自分なりの世界理解の方法、あるいは思考実験として
このブログに書き継いでいこうと思っている。

(写真は昨日、我が家の2階から撮った稲刈りの様子)