12月11日の第36回「タカポケ」に、

高岡商工会議所の裏田さんが

「ドラえもんの誕生日、何する?」

ということでアイディア募集のプレゼンをされた。

 

いわく、

 

ドラえもんの生みの親である藤子・F・不二雄先生のふるさと高岡。
そんなゆかりの地で、代表作であり市民にとっても愛されている「ドラえもん」の、来たる2020年の誕生日に向け、
「F先生ありがとう!」「ドラえもん大好き!」といった気持ちを伝えられるような事を一緒に考えませんか?

とのことで、
さまざま面白いアイディアが出されたようである。

裏田さん情報では

 

1.ドラえもんの誕生日は2112年(22世紀!)の9月3日である
2.高岡商工会議所は、「地域振興プラン」の「推進方策」冒頭で、

「交流人口拡大パッケージ」「観光キラーコンテンツの実現」「藤子・F・不二雄先生のふるさとづくり」を、「戦略1-1」、つまり一丁目一番地として取り組むべき課題、としている
3.2020年は、ドラえもんの雑誌掲載50周年である

 

ということで、ぜひ誕生日を盛り上げたい、とおっしゃる。

 

  ◇  ◇  ◇


こういう、特定の創作キャラクターを「地域おこし」に使うということは、

簡単にみえて、実は著作権のハードルが高く、

A先生が氷見の地域おこしに活躍されている一方で、
F先生がなかなか高岡の地域おこしと連動できなかった理由でもある。

近年は、ドラえもん電車銅像の各地への設置美術館のふるさとギャラリーなど、

ようやく、関係コンテンツが増え、
これを目当てに訪れる人も増えてきている。(私もそういう人に出会ったことがある)

 

私がこの「誕生日ブロジェクト」が素晴らしいと思うのは、
 

4.「誕生日を祝う」ということは、だれにも迷惑のかからない、そして、誰でもさまざまな方法で参加できる応援である、ということ

5.その一方で、地域の有力者や関係者にご出席いただき、オフィシャルな記念イベントとすることもできる
6.未来の誕生日を今祝うというのは、思いつきそうで、なかったアイディア。毎年「カウントダウン」ができるので、長期的な取り組みができる
(ちなみに、川崎市の「ミュージアム」は、2011年9月3日に開館している)

という点に気付いたからである。

つまり、主催者である会議所の会頭が、オフィシャルな「ドラえもん(F先生でないところがミソ)の、マイナス92歳誕生日パーティ」を開き、
市長や、F先生のご遺族や、プロダクション、小学館、朝日放送などの関係者をお招きし、ご挨拶をいただいて会食できれば、
マスコミやネットの世界で大きく盛り上がること請け合いで、

あとは勝手に、周囲で関連イベントが毎年のように立ち上がる、という姿が見えるのである。

9月3日は夏の終わり、富山県人なら気が付くと思うが、八尾の「おわら」の最終日である。
また、来年の9月3日(木)となると、8/25~9/6開催のパラリンピックの期間中でもある。
夏休み直後で、意外に競合イベントは少ない。

  ◇  ◇  ◇

ドラえもんの連載の始まった小学館の雑誌(1969年12月発売の1970年1月号)は、
当時、私も読んでいた。

いわばドラえもん第一世代である。


残念ながら、連載開始の号は見つからなかったが、
探し出した「小学三年生」の1970年5月号(連載5話目か?)には、

その後、映画などでも何度もモチーフになる、「恐竜狩り」の話が載っていた。

(来春の新作映画も「のび太の新恐竜」だそうである)

 

 

 

 

 

タイムマシンにのび太が乗るのも、

この回が初めてらしい。


そんなわけで、個人的にも、この誕生日プロジェクト、
応援したくて仕方ないのである。