年末、九条救助隊などの主催で忘年会をした時、「憲法は希望」という講演のビデオに対して、「希望ってのは、望みがうすい、という意味だ」という人がいた。

 
おっしゃる通り、「希」の字には、うすい、まれ、めったにない、という意味がある。
珍しいことだから、「のぞみ」であり、「こいねがう」という意味にもなったのだろう。
 
そういえば「ありがたい」も、「有り難い」、つまり「めったにない」という意味で、それが、感謝の表現として定着した。
 
 ◇  ◇  ◇
 
町おこし、地域おこしのようなジャンルで、
昨日もちょっとある方と深い話をした。
 
町の困りごとを解決するということも大事だが、
もっと「希望」がないと、
大きな流れは作れないのではないか、という話だ。
 
希望とは、具体的には何か。
金か。人の動きか。
そのために必要なのは、アイディアか?努力か?覚悟か?
 
「希望」があるから「投資」がされるのか、「投資」のされるところに「希望」が生まれるのか。
 
昨日は、
「変わらないはずのもの、組織や人が、変わること」
が、希望ではないか、という提案をいただいた。
 
どちらにしろ希望は、
あらゆる人に求められていて
 
それは
見出されることのまれなこと
 
めったにないから、こいねがわれる、
 
「うすいのぞみ」
 
なのかもしれない。
 
 
 
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