昨日午後、携帯に、おばちゃんとおぼしき方から、電話があった。
私の携帯番号は、九条救助隊の連絡先として公開されていたから、という。
発信元は、富山市の市外局番で、固定電話らしい。

いささか興奮した声で、手持ちの原稿を読み上げるように、
 ※ 安倍政権は間違っている
 ※ 安全保障の名のもとに、軍備を強化することは、むしろ危機を増大する
 ※ 法制や装備を揃えるより、隣国との関係改善を目指すほうが合理的
 ※ お釈迦様も「風に向かって土を投げれば、自ずと自らの顔を汚す」といっている
というようなことをおっしゃる。

言われることには全く同感だが、
我々も、その思いをどう広めていくかに腐心している、と申し上げる。

どうすれば、この方向を止められるのでしょうかね?

聞けば、この方、国会議員の事務所に電話したり、
マスコミの政治番組に投稿されたりもしていて、
そういう行動力は私以上である。

だが、反応があるようには思えない、とのこと。
それはそうだろう。
匿名の抽象的な意見なら、スルーされるに決まっている。
自民党議員に政権批判をしたって、聞く耳持たない。

地元で、あちこちに顔を出したり、
政党などの活動に参加すればどうか、と提案するが、
デモやスタンディングは、やりたくないとおっしゃる。

主婦で時間もないし、いい歳だし、
連れ合いや周りの方に、「それはあんたのやるべきことじゃない」と言われるそうだ。

そんなことはない!
(と、これは私の意見)

おかしなことにオカシイといわなければ、それは、
おかしなことを認めてしまったということで、敵を利することになる。

社会への無関心・無責任は、自分の人生への無関心・無責任で、
言論や思想信条の自由は、人として、もっとも大切なこと
誰もが互いに尊重しなければならない。

もちろん、間違ったことを言えば批判もされるし、
意見の違う人からは、攻撃もされる。

傷つくことも尋常では無いだろうが、
それを引き受けずして、社会的な発言など、
いくらやっても意味がないのではないか。

まあ、そんなこんなで30分ほど。

それぞれの場所で、
足元からがんばっていきましょう、ということで、電話は終わった。


(畫像は昨年3月の「九条救助隊」活動。砺波駅で署名集め)

署名北