以前も「九条救助隊」の記事でチラリと書いた。
小矢部市の「九条の会」の人たちと一緒に、
映画「ひまわり ~沖縄は忘れない あの日の空を~」の上映会をする。

2015年
2月8日(日) 10:30~、14:00~ 小矢部市総合会館 4階ホール
2月9日(月) 14:00~、18:30~ 出町子供歌舞伎曳山会館

上映協力券(前売り券)1000円、高校生以下無料

九条救助隊、昨年8月から毎月9日に活動してきたが、
「長く細く」ということで、今年の1月はお休みにして、
これが今年最初の活動ということになる。

映画の内容は、1959年、小学校にジェット戦闘機が墜落した事故、
そして2004年に米軍ヘリが沖縄国際大学に墜落した事故を背景にしたもの。
現代の大学生が、ゼミで過去の事故について調べているうちに、というストーリーだ。

エンターテイメントとして傑作とよべるほどのことはないが、
リアルな沖縄の歴史と、沖縄に生まれ育った人たちの心情を丁寧に拾っていて、
役者陣もなかなか豪華だし、見て損はなかろう。
(長塚京三、須賀健太、能年玲奈、福田沙紀、ほか)

両会場とも2回上映で、その間の時間もあるので、
沖縄のお菓子を食べたり、沖縄の歌をみんなで歌ったり、
ちょっとした「沖縄まつり」になればいいと思っている。
心ある皆さんのご参加をお願いする。

  ◇

先だって、その準備会があって、
沖縄出身で富山県内在住、国会議員の公設秘書もしていたという
石川雅美(まさよし)さんが、来てくれた。

目線をもらったものがないので、ちょっと難ありの写真2枚にする。(^^)

石川1  石川2


石川氏は、うるま市(旧具志川市)出身で1960年生まれ、IT関係のお仕事だそうだ。
奥さまが立山町出身ということで、こちらに移り住んで4年目とのこと。

子供の頃、返還デモにも参加したが、「沖縄を返せ」と、沖縄人が言うのはどういうもんかなと、子供心に思った、とか、

日本の捨て石、防衛拠点として、治外法権・占領状態の沖縄を肌で感じてきたということ、

辺野古沖の埋め立てについては、「沖縄戦の2ヶ月半、北へ向かって逃げた沖縄の人々の命をつないでいたのは海の幸、海産物。基地のために海を埋め立てるのは、心情として許せるものではない」という話、

6,000人が基地で働いてはいるが、沖縄が「基地経済」というのは違うのではないか、

嘉手納は極東最大、4000mの滑走路を2本持つ重要拠点で、米軍はけして手放さない。返還までの間も返還後も、おそらく核兵器はあっただろう、という「実感」など、

「ならでは」の話を伺うことができた。


日本人なら、「広島」「長崎」そして「福島」「沖縄」への負い目を、けして「ないもの」にしてはいけない、と思っている。