昨夜(9/9)の、第2回九条救助隊は、20人余りの方にご参加いただいた。
数えてみると、半数以上が前回は参加していらっしゃらない方々である。
憲法を考えるための「場づくり」という意味では、大成功。
より「思い」が広がったと感じている。

憲法の前文と9条とは、朗読ボランティアの実績のある方が、「井上ひさしの子どもに伝える日本国憲法」のやさしい文章で読んでくださった。
長崎の原爆の日に読まれた平和宣言も読んでもらった。

スーパームーンの満月を愛でて、お団子を食べて、数人で深夜まで話を深めた。

月 お供え


印象に残った話をメモしておく。

「今の若い人には、『平和を守る』という気持ち、感覚が欠けている。自衛隊に任せればいいと思っているのだろうか。教育の問題か?教師はがんばっていると思うのだが。日教組がどうこうとか、マスコミも言わなくなった。」

「マスコミが、中立ではなく、特定の政治的立場をとるようになっているのではないか。世論調査でも、質問のつくりかたや答の設定で、誘導されているように思う」

「戦時中は砺波の名産であるチューリップも作ってはいけないという『「雰囲気』に追い込まれた。NHKの朝ドラでも、ご近所同士で監視しあって言論が統制されていく様子がわかる。沖縄戦では壕に入った全員の安全のために、泣き止まない赤ん坊を母親が絞め殺したという話もある。戦争状態というだけで」

「ネットでも必要な情報はけっこう得られるが、見たくない人、聞きたくない人には届いていない。発言を続けることが大事」

私は今回の「救助隊」では、何のために集まるのか、を意識した。
以前このブログにも書いた「話したい論点と、救助隊の役割」を、少し整理して、「救助隊の使命」という紙を皆さんにも配った。

けれど、状況は急を要している。情報を整理して、ポイントを絞って、もっと広く共感を得るべきなのではないか。

1.互いの情報や見解をやりとりして、自分の認識を深めること。
2.同じような思いを持つ人達との、つながりを実感すること。
3.周囲の人達にも、九条そのものとその哲学、さらに九条が「窮状」にあるということを理解してもらうこと。

どんな組織にでも必要とされる目的、「自己研鑚」と「親睦」と「外部からの評価」、であるが、特に「3」については、いわば救助隊の存在理由そのものである。

次回は10月9日(木)、心して企画を練りたい。