氷あずき

暑い時にはコレである。氷あずき。
ふと見ると、いやいや、添加物満載。こんなに多種多様に入ってるんだ。
生協の品物なんだけどね。
自然のものか合成か知らないし、その区分も怪しいんじゃないかと思うけど、
おいしい氷屋さんに出かける余裕のない、自分で削る手間もかけていられない身分では、仕方のないことである。

柿の木のアメシロ、ほっといたらうちの木を丸坊主にして、隣の家の鉢植えに広がりやがって、申し訳ないけどどうすればいいのか、心苦しいこと限りない。
柿の木全部切ってやろうか、などと思う。

複雑な世の中を生きている。
シンプルに生きることは、なかなか難しい。

ウチをあらためて眺めると、なまじ工場の2階とか場所があるぶん、敷地じゅうにゴミがたまっている。
ほぼゴミ屋敷である。

暇な時に片付ければいいのに、暇な時には片付けの必要に迫られないから、作業を始める気にならない。

家族の誰かが手伝ってくれたら、と思う。

あ、これ、ビジネスになるかもしれない。

遺品整理とか、家まるごと処分とかはすでにあるだろうが、
現役を引退した人はもちろん、若い人も、10年に一度ぐらい、
他人を家に入れて、すべてを「棚卸し」してみてはいかがか。
片付けは、一人ではできないものである。

そもそも、必要なものなど、さほど多くない。
しょっちゅう使うものなら、ほぼ消耗品で惜しくない。
自分で持っていなくてもいいようなものを、ついためこんでいる。
原価がかかっていると思うと惜しい。これを「サンクコストの呪縛」という。

他人の目があると、冷静になって、相談ができて、気まぐれにならなくて、片付けができる。
終わってみれば、それこそお金で換算できないほど自分がスッキリ変わっているような気がする。

やってみようかな。原価かからないから、簡単なノウハウで開業できるだろう。時間2千円くらいもらえれば、アルバイトを雇っても成り立つ。

え?自分のところを片付けるのが先だって?

はいはい。