PGA TOURがプレーヤーを株主へと変える新たなプログラム、 PGA TOURエンタープライズを発足
SSGと提携、SSGは30億ドル(約4410億円)を投資する
SSGは最大30億ドル(約4400億円)を用意。選手の収益を増やし、ゴルフ人気を高める戦略を打ち出すため、PGAツアーエンタープライズに15億ドル(約2200億円)を投資する。約200人のPGAツアーの選手はその株主となる機会を得て、実績に応じてより多くの株を取得できる。
『PGA TOURは、将来の投資の可能性についてPIFと継続中の交渉を進展させることを確認し、両者は最終的な合意に向けての取り組みを進める。SSGは、必要な審査と承認を条件として、PIFによる投資に同意した。』
今回のPGAツアーのSSGとの提携発表にPGAツアーとの統合発表をPGAツアーと発共同表したリブゴルフのスポンサーのサウジアラビアのPIF会長はあわてているらしいです。
PGAツアーはPIFとの統合交渉条件で押されっぱなしのイメージでしたがSSGの登場でPGAツアーが優位に(?_?;
発表にはPIFのことも書かれていますが統合後に圧倒的に筆頭出資者になるはずだったPIFの影響力が小さくなる(?_?;
影響力を強めるにはさらに出資しなければならなくなった(?_?;
また、PIF抜きになることも危惧(?_?;
PGAツアーの選手達は今回のSSGとの提携発表を歓迎している模様。
ストラテジックスポーツグループ(SSG)
フェンウェイスポーツグループ(FSG)率いるアメリカのスポーツチームオーナーの共同体であるSSG
------
米男子ゴルフのPGAツアーは1月31日、プロスポーツ球団のオーナーらが参加する投資家グループ「ストラテジックスポーツグループ(SSG)」と提携し、PGAツアーエンタープライズを発足すると発表した。SSGは同ツアーに30億ドル(約4410億円)を投資する。
将来的に条件を満たせば、超高額賞金ツアーの「LIVゴルフ」を支援するサウジアラビアの政府系ファンドが出資することも可能だという。PGAとLIVは敵対関係を解消し、事業統合を進めている。
-------------------------
PGA TOURがプレーヤーを株主へと変える新たなプログラム、 PGA TOURエンタープライズを発足
『
PGA TOURは、ストラテジックスポーツグループ(SSG)との提携し、PGA TOURの管理下における新たな商業ベンチャー、PGA TOURエンタープライズの立ち上げを発表した。
また、この種のプログラムとしては初めて、およそ200人のPGA TOURメンバーがこの新しい企業の株主になる機会が与えられ、商業的成長の恩恵を受けられるよう将来のPGA TOURプレーヤーの参加も検討している。同プログラムにより、プレーヤーは総額15億ドル以上のPGA TOURエンタープライズの資産へのアクセスが可能になる。
これらの特権はキャリアを通しての成績、近年の成績、将来の参加や奉仕、PGA TOURのメンバーシップステータスに基づき経時的に付与され、資格のあるPGA TOURプレーヤーのみがアクセスできる。
これにより、必要な全ての規制当局の承認を条件として、将来的にはパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)からの共同投資が可能となる。
PGA TOURコミッショナー兼PGA TOURエンタープライズの最高責任者であるジェイ・モナハンは「PGAツアーと世界中のゴルフファンにとって重要な瞬間だ。
PGA TOURのメンバーをリーグのオーナーとすることで、PGA TOURの成功に向けた集団的な投資を強化する。私たちが最高のスポーツエンターテイメントを提供し、選手、トーナメント、パートナーによる素晴しく比類ない競技の雰囲気に焦点を当てることでファンは勝利を得る。
また、スポーツ、メディア、エンターテインメントの分野で豊富な経験と投資を誇るSSGと提携することで、選手、トーナメント、ファン、パートナーにとってこのスポーツをよりやりがいのあるものにするための組織の能力が強化される」と述べる。
』
『
フェンウェイスポーツグループ(FSG)率いるアメリカのスポーツチームオーナーの共同体であるSSGは、PGA TOURエンタープライズの一員として、本日、最大30億ドルの大規模な財務的および戦略的投資を完了した。SSGはPGA TOURエンタープライズに15億ドルを投資し、プレーヤーの利益のために収益を最大化し、世界中にゴルフ人気を高める機会を見出す戦略に焦点を当てる。
』
『
SSGには、NFL、NBA、MLB、NHL、EPLなど、主要なグローバルスポーツリーグで計200年以上にわたるスポーツチームの管理責任を持つ個人が含まれる。フェンウェイスポーツグループは、スティーブン・A・コーエンとアンドリュー・B・コーエン、AMBスポーツアンドエンターテインメントのオーナー兼会長であるアーサー・M・ブランクなど、コーエンプライベートベンチャーズの経営陣の支援を受けてSSGへの投資を主導してきた。FSGは、この新事業の商業的アドバイザーも務める。
さらに、PGA TOURは、将来の投資の可能性についてPIFと継続中の交渉を進展させることを確認し、両者は最終的な合意に向けての取り組みを進める。SSGは、必要な審査と承認を条件として、PIFによる投資に同意した。
加えて、PGA TOURとDP World Tourの戦略的提携も引き続き維持される。DP World Tourは、緊密なパートナーとして昨年発表された当初の枠組みの議論と合意の当事者に含まれており、関係する全ての人の継続的な利益のためにどのように協力するのが最善かについて活発な議論が行われている。
以下の投資家が、ストラテジックスポーツグループに含まれる。
フェンウェイスポーツグループ (ボストンレッドソックス、リバプールFC、ピッツバーグペンギンズ、RFKレーシング、ボストンコモンゴルフ)他、幾つかのFSGパートナー*など
ジョン・ヘンリー フェンウェイスポーツグループ主要株主
スティーブ・A・コーエン ニューヨークメッツオーナー兼会長兼最高責任者、ポイント72会長兼最高責任者、TGLニューヨークオーナー
アーサー・ブランク ホームデポ共同創設者、AMBスポーツアンドエンターテイメントオーナー兼最高責任者(アトランタファルコンズ、アトランタユナイテッド、メルセデスベンツスタジアム、アトランタドライブGC、PGA TOURスーパーストア)
トム・ワーナー フェンウェイスポーツグループ会長
マイク・ゴードン フェンウェイスポーツグループプレジデント
サム・ケネディー ボストンレッドソックスプレジデント兼最高責任者、フェンウェイスポーツグループ共同経営者
アンドリュー・B・コーエン コーエンプライベートベンチャーズ共同創設者兼最高投資責任者、ニューヨークメッツ副会長
マーク・アタナシオ ミルウォーキーブリュワーズ及びノーウィッチシティ主要株主、クレセントキャピタルグループ創設者兼業務執行員
ウィック・グラウスベック コーズウェイメディアパートナー共同創設者、ボストンセルティックス主要オーナー
アベニュースポーツファンド アベニューキャピタルファンド最高責任者マーク・ラスリー主導、TGLサンフランシスコオーナー、元ミルウォーキーバックス主要株主
リンダ・ヘンリー ボストングローブメディア共同オーナー兼最高責任者、WNBA及びリーグワンバレーボール出資者、フェンウェイスポーツグループ共同経営者
アレック・シャイナー オトロキャピタル共同創設者兼共同経営者
*他のフェンウェイスポーツグループ出資者 レブロン・ジェームス、マーベリック・カーター及びポール・ワクター、ハーブ・ワグナー、ヘンリー・マカンス、ウィリアム・アルフォンド、マイケル・イーガン、トム・ディベネデット、マイケル・プッカー、リチャード・ワーケ、ミッチェル・ジェイコブソン、フランク・レズネック、ローラ・トラスト、テディー・ワーナーなどが主要出資者
アレン&カンパニー合同会社とレイングループがPGA TOURの財務顧問、ワクテルリプトンローゼン&カッツが法律顧問、マクダーモットウィル&エミリーが税務顧問を務める。 ホーガン・ロヴェルズとシャーマン・アンド・スターリングは、SSGの法律顧問を務める。
』