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作家の東田直樹です鉛筆

現在32歳。

自閉症という障害を抱えています。

 

 

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 外を走り回りたいですか

 

 

5月はさわやかなイメージですが、最近は暑いくらいの日もあります。

 

この季節、公園に行くと駆け回りたい気分なることは、誰にでもあると思います。僕もそうです。

 

 

だけど、子どもの頃と違って、僕も今では、自分勝手に走り回ることは少なくなりました。

 

走ったら、みんなに見られて恥ずかしいからという理由のせいではありません。

 

 

自分勝手に走ってはいけないと知ったからだと思いますが、それだけではないような気がします。

 

 

 

 

 

走っても、もう子どもの頃のようには、心が揺さぶられなくなったからではないでしょうか。

 

昔は、広場に立っただけで、うきうき、わくわくしていました。

 

心が揺れたとたんに、自然と同化する感覚になるのです。

風景に溶け込みたくなるのだと思います。


 

手をぐるぐる回しながら、走って、走って、自分が走っていることすら忘れてしまうと、僕は風になれました。

 

 

 

 

 

いつの頃からか、そんな感情は、少しずつなくなってきたように感じます。

 

 

何だか寂しいような気もしますが、走り回らなくても僕は十分幸せです。

 

その場の雰囲気を楽しんだり、会話に耳を傾けたりしています。

 

「年齢を重ねることで、気づく景色がある」ということがわかりました。

 

 

 

 

合格 新刊「だから毎日、幼稚園に通えた」

  幼稚園の頃の思い出を綴っています。

  読んでいただければ嬉しいです。

 

 

 
 

 

音符僕の連載のエッセイが掲載されています。

 

暑い季節、冷蔵庫で冷やして食べてもおいしいです。