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作家の東田直樹です鉛筆

現在31歳。

自閉症という障害を抱えています。

 

 

 

  口から出る言葉

 

 

 

僕は小さい頃、何度も同じ言葉を繰り返していました。

それは、こだわりのせいでしょうか。少し違うような気がします。

 

口から出る言葉は、僕の意志で出ている言葉ばかりではないのです。

場面に合わない言葉がひとり言のように、僕の口から出ている時は、言葉のほうから外に飛び出す感じです。

 

記憶としては頭の中に入っていて、その言葉を覚えているということなのでしょう。

 

言葉を覚えているからといって、適切な場面で使えるとは限りません。

 

 

 

 

  何度も繰り返し出る言葉

 

 

 

しつこく同じ言葉を言うので、

「何度も繰り返し言わなくても、一度言えばいいでしょ」

と思われるかもしれませんが、何回言えばいいのかは、僕にもわからないのです。

何回かはわかりませんが、すっきりするまで言わずにはいられません。

 

この「すっきりするまで」の感覚は、その時々で違います。何か決まりがあるわけではありません。

 

どんな言葉が、いつ出てくるのか、いつやめられるのか、その言葉が出てくるまで僕にもわからないのです。

 

 

 

  「しゃっくり」や「くしゃみ」に似ている

 

 

 

自分が言っている自覚はあります。

 

たとえて言うと、「くしゃみ」や「しゃっくり」に似ていると思います。

 

突然、口から飛び出すのは「くしゃみ」に似ているし、自分の意志で止められないのは「しゃっくり」に似ています。

 

自分では、どうしようもないのです。

 

 

  聞き流しても大丈夫な場合もある

 

 

 

それでも昔に比べたら、自分の意志とは関係なく突然口から出る言葉というのは減ったと思います。

何か特別な対策をしたわけではないです。

 

僕の場合、周りの人に、口から出る言葉のすべてに意味があるわけではないことを知ってもらえたおかげで、ひとつひとつの言葉に過度に注目されることはなくなりました。

 

周りの人が肩の力を抜いて僕に接してくれることで、僕も気が楽になりました。

 

止めることはできないけれど聞き流してもらっても大丈夫な言葉もあると思うのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近の僕の著書

 

25歳から26歳のエッセイ「絆創膏日記」が文庫版になりました。

2024年6月13日に発売した本です。電子書籍もあります。

 

 

 

 

僕の代表作「自閉症の僕が跳びはねる理由」がオーディブルになりました。

よろしければ聞いてみてください。

 

Audible版『自閉症の僕が跳びはねる理由 』 | 東田 直樹 | Audible.co.jp

 

 

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