ご訪問ありがとうございます。作家の東田直樹です。自閉症という障害を抱えています。コメント、応援に感謝しています。

 

 

 

自閉症の僕は、言葉遊びをしているとき、相手に早口で言ってもらいたいときがあります。

 

だけど、どうしても「早口で言って」という言葉が、僕の口からは出てこないのです。

 

 

困っていると「早い」つながりで、頭の中に「電車」が思い浮かびます。電車の中で一番早いのは超特急です。

 

なぜだかわかりませんが、「超特急」という言葉なら、僕はすぐに言えます。

 

だから「早口で言ってね」を伝えるために、僕は「超特急!」と言うのです。

 

 

どうしてこんな回りくどい表現をしないといけないのか、自分でも不思議に思います。

 

僕は、話そうとすると頭の中が真っ白になって、言いたかった言葉のほとんどが消えてしまうのです。

 

 

言える言葉というのは、言おうとしても消えない言葉です。消えない言葉は数少ないです。

 

 

「消える言葉」と「消えない言葉」このふたつの違いを、僕は考え続けています。