作家の東田直樹です。自閉症という障害を抱えています。いつもご訪問ありがとうございます。コメントや応援に心から感謝しています。
講演会ハプニング
僕がきっかけで、介護や支援のお仕事、そして障害児教育に興味を持ってくださった方がいらっしゃることは、とても嬉しいです。
SNSでの発信を読んでくださったり、書籍を購入してくださったり、イベントに参加してくださる方々のおかげで、僕もこうして、仕事を続けることができています。
心から感謝しています。
12月7日の刊行記念イベントは、最初パワーポイントを映しているスクリーンの映像が映らないというトラブルがありました。
会場の皆さんが、心配してくださり、こうしたら、ああしたらと小声でアドバイスしてくださって、有難かったです。
すぐに映像は映りましたが、その時は、拍手が起きて、会場全体が「あーよかった」という雰囲気に包まれました。
このまま映像が映らなかったら、僕がパニックを起こすのではないかと気が気ではなかった方も多かったのではないでしょうか。
僕も、スクリーンに映像が映ってないことがわかったときは、「えー!」と思いました。
僕が何を考えていたかというと、その段階では、まだ驚いていただけです。
びっくり仰天している間に、映像が映ってよかったです。
「ちょっと待ってて、直すから」と言われましたが、こんな時は、どれくらい待てばいいのか、直るのかどうか、誰にもわかりません。
僕の場合、一緒にいる人が、慌てたり、大騒ぎしたりすると、びっくり仰天している時間が短くなり、次の段階のパニックに移行してしまうことがあります。
これがダメなときは、こうする。という代替え案がすぐに見つかれば、パニックにならずに納得できることもあります。
気をつけていても、全てのことに見通しをつけて対応するのは、難しいと思います。
「何があっても大丈夫」とまではいきませんが、「何とかなる」と思えるような経験を積んでいきたいです。



