理佐母「理佐~。由依ちゃんが待ってくれてるんだから早くしなさい。」
理佐    「はーい。わかってるよー。」

私、小林由依は渡邉理佐と幼なじみだ。
高校の登校はいつも一緒に行っている。

理佐「ゆいー、おはよー。」
小林「おはよー。」

私は理佐のことが好き。
なんでもできて優しい理佐にはいつも助けてもらっている。
でも思いを伝えることはできない。
理佐にはもっと似合う人がいるし…
勇気もないし…

私たちはクラスが違うから自分たちのクラスの話をしながら学校に行く。
いつもみんなが来るよりも少し早くに着くから一緒に行っていることを知っている人は少ないだろう、いや誰も知らないかもしれない…

だけど今日は少し遅くに着いてしまったみたい。
??「りさーーー!おはよーーー!」
理佐「平手。朝からうるさいなぁーw 」

この子は理佐の友達の平手友梨奈ちゃん。
去年同じクラスになって仲良くなったらしい。

平手「今日は少し遅いね。寝坊したの?w 
           え、…なんで小林さんと一緒にいるの?いつから仲良くなったの?」
理佐「いつからもなにも毎日一緒に登校してるけど。」
小林「…」
平手「えーー⁉」

そう、私と理佐は学校ではまったくといっていいほど話していない。
だから私たちが一緒にいるのを見てびっくりする人は多いだろう。
こうしているうちに私の友達の長濱ねるが来た。

ねる「ゆいぽん、おはよ!
         あ、てっちゃんもいるじゃん!おはよー!
         りさもいる。珍しいメンツだねw 」
平手「ねるぅーー!おはよぉぉーーー!」

そういいながら平手さんはねるに抱きつきにいった。
平手さんとねるは2年前から付き合っている。

平手「りさと小林さんが一緒に登校してるの知ってた?」
ねる「えー⁉そうなの?知らなかった…」
理佐「それは誰にも言ったことないからね。」
平手「いや、いってよ!
         私が小林さんのいいところ言ってるときどうゆう感情だったの?w 」

私なしでどんどん会話が進んでいく。
やっぱり私と理佐が一緒にいるのはおかしいよね…
え、今平手さん私の話をしてるって言った⁉
そう思った瞬間に私は自分の心の中の思いがそのまま声に出た。

小林「え⁉どうゆうこと?」
平手「小林さんはかわいくて優しくて運動神経良くて…
         有名じゃん!」
小林「なに言ってるの?」
ねる「てっちゃん、ゆいぽんは鈍感なんだ。」

え、⁉ホントになに言ってるの?
ていうか時間ヤバイような…

小林「ねぇ、今の時間わかる?」
ねる「あ!もう教室戻らなきゃ。
         てっちゃん、りさバイバイ~。」
理、平「バイバイ。」

私はねると教室に戻った。
今日は少し遅くなっただけで大変なことになったな…
にしても私が有名ってどうゆうことだろう?
そんなことを考えながら1時間目が始まった。

はじめまして!よろしくお願いします!