映画「アーロと少年」
★3.5点
ピクサー版、
ネイチャードキュメンタリー。
ごつごつした広大な大地、
緑豊かな森林、
雄大に流れる澄んだ河川、
さまざまな土の質感、
晴、曇、雨など変わりやすい気候、
恐竜をはじめとする生き物の肌感、
3Dアニメで、
ここまで美しい映像を見れるなんて。
すごいの一言です。
このビジュアルを観るだけでも、映画館で観る価値があると思います。
ストーリーは、いたってシンプル。
隕石がぶつからず、恐竜が自給自足の生活をしている地球が舞台。
主人公の恐竜アーロは、臆病で弱虫。
そんなアーロがある事件をきっかけに、家族を離れ、謎の少年と共に成長していく物語。
ストーリーは本当に単純で、セリフも決して多くはないんだけど、大自然や生き物たちのビジュアルがあまりにも美しすぎて、息を飲みました。
実写の映像と見間違えるシーンが、
いくつもあります。
CGアニメの技術は、
こんな領域まで来てるんですね。
是非、映画館で体感してほしいです。
また、百日紅に引き続き、Tレックスを演じた松重さんの声優も素晴らしかったです。
Tレックス一家は、みんな良かったなぁ。
八嶋さん、片桐はいりさん、松重さん、最強トリオです。
土で描くファミリーサークルのエピソードにもほろりと来ました。
エンドロールの最後の最後、心温まります。
アーロと少年が、たくさんの白い鳥の中を走るシーンも鳥肌ものです。
家族みんなで安心して、見れる1本です。