おはようございます。

月日が流れるのは早いものです。

松本サリン事件から昨日で30年。

長野県松本市で猛毒のサリンがまかれ、8人が死亡し、140人以上の方が被害を受けました。

オウム真理教による松本サリン事件。

当時の事件は、オウム真理教の施設に関連する裁判を妨害する目的で教団の元代表の麻原彰晃、本名・松本智津夫元死刑囚の指示で実行され、裁判所の職員宿舎が狙われました。

また、1995年3月20日午前8時ごろ、東京の地下鉄丸ノ内線、日比谷線、千代田線の5本の地下鉄車内で、神経ガス・サリンがほぼ同時に散布され、乗客・乗員ら13人が死亡し、多数が病院に運ばれました。化学兵器が一般市民に使われた初のテロ事件として世界に衝撃が走りました。


全く関係ない人々が巻き込まれた無差別殺人事件。


松本サリン事件や地下鉄サリン事件などを含むオウム真理教による一連の事件では.192人が起訴され、死刑判決が確定した13人の元幹部については、2018年に刑が執行されました。

しかしながら、オウム真理教から名前を変えた「アレフ」や教団から分かれた「ひかりの輪」「山田らの集団」は、今も活動を続け、一連の事件の被害者や遺族を支援する団体に対する賠償金も10億余りが未払いのままです。

この事件、決して風化させてはならない、と強く感じております。