おはようございます。


2040年に高齢者の約15%が認知症に、全国で584万2,000人と推計 されていて、地域でどう支えるかが課題となっています。


認知症の人の増加に対応するため、国は認知症の人やその家族を地域で手助けする「認知症サポーター」を養成する取り組みを進めてきました。私も講習を受け、認知症サポーターの一人です。

「認知症サポーター」は、自治体などの講習を受けて認知症に関する知識を身につければ、誰でもなることができます。


国は2005年から養成を始め、現在、全国に約1,534万人と人口の1割以上いるということになります。


サポーターは、できる範囲で周りの認知症の人やその家族を手助けすることが期待されていますが、現在、その多くは認知症の当事者たちが集まる会の支援など活動の場が限られているのが現状だということです。


中にはもっと認知症の人の力になりたいという人もいるということですが、どのように活動してよいか分からず、行動に移せていないという人もいるとみられ、サポーターを活用しきれていないという指摘もあります。


また、国はサポーターがチームを組み認知症の人やその家族の生活面の支援を早期の段階から行う「チームオレンジ」と呼ばれる施策を進めていて、来年、2025年までにすべての市町村でチームが活動を始めることを目標にしています。


しかし、実際にチームを立ち上げて活動している自治体は全国で339自治体と(339/1,718自治体)全体の2割にも満たないのが現状です。


市民の力を借りられるような仕組みを各自治体は進めていくべきで、武蔵野市でも取り組み強化を求めていきたいと思います。


いつも鞄にはオレンジのリングを。認知症の方を支援する目印に。