おはようございます。


公益財団法人武蔵野市福祉公社と武蔵野市民社会福祉協議会の新社屋建設計画の進捗状況が示されました。


福祉公社の歴史を振り返ると、1980年にスタートした当初は、今武蔵野市民文化会館がある場所にあったと伺いました。

その後、1982年にらシルバー人材センターがあった場所に移り、福祉部の分館として、業務を行っていたとのこと。

その後、1993年に、本町4丁目の現在、大東京信用組合のビルに移転。この時期に、公社と社協が一緒にそのビルに移ったとのこと。ところが、耐震問題が発覚して、ビルを建て直すことになり、建て替えるとなると、今の面積より小さくなることが判明し、移転を検討。

2000年に、今の場所に移って20年が過ぎで今に至るとのこと。

10年ごとに、転々と移っていたことになります。

では、今のつくりが最適か?というと、先日、改めて訪問しましたが、公社も社協も、相談スペース、会議スペース、保管スペースなどが全く足りていない状態。衛生面、バリアフリー、老朽化の観点からも課題が多い。建て替えの方向というのは、当然だと考えます。

元々マンションのモデルルームだったということもあり、当時の様々な経緯があって、28,000万ずつ公社と社協で出資して購入したとのこと。

新社屋建設は、今後、利用者の皆さんや、働く皆さんにとって、環境面や使い勝手などを現場の意見を聞きながら検討し、しっかりした建物を建ててもらいたい、と私は考えています。


かつて、東京タワー、通天閣などなど設計した耐震構造の父と言われた、内藤多仲先生の弟子であった父は建築士です。(今は引退していますが)

建物はしっかりした構造のものを建てることが、ゆくゆくはコスト削減につながる。安かろう悪かろうが一番後に問題が多い、そう話していたことは間違えない、と私自身も感じているからです。

今後の経過を注視していきたいと思います。