昨日の試合の観戦記がキンマwebでアップされました。
今回は黒沢選手の選択について取り上げています。
ぜひ、お時間のあるときなどにご一読ください。
その一牌を鳴くか否か…
— キンマweb (@kinmaweb) October 17, 2019
黒沢の選択、その結末と理由
【熱論!Mリーグ】担当記者:東川亮
https://t.co/ZOetpnL2Un #キンマweb #Mリーグ #黒沢咲 #小林剛 #鈴木たろう #佐々木寿人 #TEAM雷電 #赤坂ドリブンズ ...
https://kinmaweb.jp/archives/88454
僕自身が観戦記を書く上でのスタンスとして、選手の選択については最大限リスペクトし、できる限りその意図をくみ取るよう努めている。
そもそも自分程度が選手の選択に優劣をつけようというのがおこがましいというのが一つ。
そして、批判記事は読んでいて気分がいいものではないし、それが「麻雀の熱狂を外へ広げる」ことにはつながらないと思うからだ。
今回は黒沢選手の思考の意図を追ってみたが、実際のところは本人でないと分からない。
もし現場で取材していたなら、ぜひ聞いてみたいところではある。
さて、選択というのは麻雀以外でもさまざまな場面で存在する。
実は、「記事を書く」という点についても、選択の連続なのである。
記者というのは、取材をして得た情報を全て書いているわけではない。
書くべきこと、書いた方がいいこと、書かない方がいいこと、書くべきでないことを選択し、記事を構成していく。
特に、文字数が決まっている紙媒体の場合は、その選択がシビアだ。
Webは比較的文字数が自由なのだけど、そこで記事を書く場合にも、内容は当然精査する。
特に今回のように見所盛りだくさんの試合の場合、書きたいことはたくさんあるわけだが、それを全て書いていては話があっちこっちに飛んだ、読みにくい上に内容が伝わりにくい記事になってしまう。
今回は記事を書いていく中で、以下の内容を削った。
・近代麻雀誌に乗った、雷電の着順取りについての話
今月号の近代麻雀に、識者3人による「激論 Mリーグ2019順位予想!」という記事が掲載されている。
そこで言及されていた「雷電の着順取り」についての内容を絡めて記事を書き始めたのだが、読み直すとピントがずれている感があったので、その下りは丸々削除した。
ちなみに僕は構成や写真撮影でこの記事に携わっており、名前もクレジットしていただいています。
・南2局、小林選手の満貫について
解説の白鳥選手が絶賛していた手順だったが、本筋にはあまり関わってこないので軽く触れる程度に留めた。
・萩原選手の勝利について
黒沢選手がつないだバトンを受け取った・・・ということで萩原選手の勝利についても少し触れていたが、やや蛇足感があったので削除。もう一人の観戦記者の真中さんが園田選手について書くと聞いていたので、「雷電の麻雀は面白いんです!」のシーンはこちらで補完するつもりではいたが。
・強運のお守り
話のオチ、小ネタ的な要素として入れようとしていたが、黒沢選手のインタビューでの素晴らしい心遣いを書いてつなげた際に悪い意味で違和感があったので、丸ごと削除した。
なんか、尊い選択や心遣いが安っぽいものになってしまいそうだったし。
結果出来上がったのがあの記事。
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1点、タイトルで「その」を2回使ってしまったのは反省・・・。
アップされている記事を見て、ちょっと「うっ」ってなった。