政府事故調査・検証委員会が中間報告を発表した。

 政府と東電の初動対応の誤り、シビアアクシデント等への判断ミスを厳しく追及する内容だった。

 今更ながらに「やっぱりか」と思った。

 メルトダウン防止、放射能拡散、情報の非開示、初動の混乱、想定外の事態の予測、津波対策・・・・・・

 しかし、こんなに酷いとは思わなかった。

 今後、「原子力ムラ」はどうしてああいう組織・集団になったのか? 政府と東電の凭れ合い、どうしてああいう事態になったのか? その根本的な原因・検証等もっと突っ込んだ調査や聞き取りが必要だろう。

 そして、来年夏の最終報告を注視する必要があろう。


 後、最近気になったニュースは三省の出先機関の地方移譲のニュースであった。

 政府は来年の通常国会に「国交省地方整備局・経産省経済産業局・環境省地方環境事務所」を地方移譲する法案を提出する方針らしい。

 取りあえずは関西と九州のそれぞれの広域連合を受け皿にするらしい。

 関東は一体何をやっているのか?

 それにしても少しずつ国が揺れ始めている。いい感じだ。今後更なる中央から地方への権限・財源の移譲が必要である。僕は、これまでこのことをずっと言い続けて来たし、これからもその信念・理念・ビジョンに基づき、行動・活動していくつもりである。

 今後、省庁の巻き返し・骨抜き等の可能性もあるし、また法案自体が成立するかどうかも含め、まだまだ油断は出来ない。引き続き、強く主張し、動向を注視して行く必要がある。


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