4月28日から東北地方に入った。

 今回は主に宮城県南部・山元町方面を回らせて頂いた。山元町では、被災地現場は勿論、町役場(対策本部)・町長表敬を始め、全部の避難所(計六ヶ所・約1800名)を回らせて頂いた。

 避難所の生活は最早限界が来ているというのに、避難所におられる方々に、逆にこちらが「頑張ってね」と励まされたりした。

 過酷で窮屈な生活を余儀なくされておられる方々のことを思えば、今の自分の境遇など比べ物にならないくらい楽であるし恵まれていると思う。

 また同時に、何とかして、避難所暮らしの皆様の通常生活の確保を実現しなければならないと強く思う。


 勿論、今後、行方不明者の捜索、瓦礫の撤去、インフラの整備、仮設住宅の設置、産業の復活、日常生活や雇用の確保、やらなければならないことは山積である。

 政府は一次補正に加え、続けて二次補正の成立や復興基本法案の整備等を急ぐ必要があろう。


 東北を回り、その後、福岡に入った。

 これまでお世話になった方々への挨拶回りと友人知人に会うためである。RKB「元気BY福岡」という番組でインタビューを受けたりもした。

 昨日、宮崎銀行(福岡支店)に所用で行ったら、行員の方々に大層驚かれ、しかし歓待を受け、リクエストに応じ、全員一緒に写真も撮らせて頂いた。

 

 昨日、大濠公園をJOGしていたら、ソフトバンクの内川選手に偶然遭遇した。選手は犬の散歩中だった。勿論初対面だったが、物凄く礼儀正しく好青年だった。今の調子を是非持続して頂きたいものだ。

 それにしても福岡は黄砂が酷い。まぁ、福岡だけではないだろうが。確か、政府は中国に黄砂対策として一兆円を超える予算を拠出している筈である。一体、どうなっているのか?

 

 そんな中、福岡は今日と明日、「博多どんたく」で賑わっている。

 通常の祭りやイベントが普通に開催される喜びと感謝を忘れてはならないとつくづく思う。

 また、過度な自粛ムードを払拭し、様々なイベントや祭り、賑わいを取り戻すことが経済の活性化に繋がり、引いてはは東北地方の被災者支援や被災地復興に役立つということになる。

 今後、益々景気経済低迷の懸念と少子高齢化という縮小社会が続くこの国全体に活力を取り戻すための行動を一人ひとりが考えなければならない。