本日、宮崎県口蹄疫対策検証委員会の最終報告書を頂いた。

 8月以降、半年近くに渡り、極めて専門的かつ客観的な観点から熱心に調査検証を進めて頂き、宮崎大学の原田先生始め検証委員会の方々には心から感謝を申し上げます。

 現地調査やヒアリング調査等を踏まえ、丁寧な事実確認をした上で、問題点の指摘や改善点の提案がなされており、非常に重みのある、示唆に富んだ報告書になっております。


 自分自身、そして県としても、今回の口蹄疫対策では、当時の一般的な知見や国の防疫指針等に沿って、国とも綿密に協議しながら、最大限の対策・努力をしましたが、結果として、約29万頭もの家畜を処分せざるを得ませんでした。

 これは何度も言わせて頂いているが、そのことに対しては、県行政の長として、当然責任を感じており、二度とこういうことを引き起こさないために、今後万全の防疫態勢を確立することが肝要であると認識しております。

 

 県としましても、この報告書の内容を十分に検討し、今後の防疫対策や危機管理対策に反映させて頂きたいと思っております。また、国に対しても必要な提案要望を今後も行って参りたいと思っております。