本日付の朝日新聞(宮崎版)の記事は、県民の皆様に多大な誤解を与える記事内容になっています。幾多のぶら下がり取材等でも説明しているにも関わらず、どうしてああいう記事になるのか? 恐らく意図的でしょうが、以下、現在の状況についてご説明申し上げます。


 まず、県では、関係各位の協力を得ながら、精算払いに向けて作業を行ってきましたが、予想以上に時間と手間がかかってしまい、現時点で、精算払いが終了しておらず、農家の皆様及び関係各位には大変なご迷惑をお掛けしていることを心からお詫びを申し上げます。


 支払いの手続きについて、ワクチン接種家畜の補填金は、農家から提出頂いた伝票・台帳・登録書などの確認書類により家畜を評価し、農家から申請を受け、県での手続きを経、県から支払いがされます。

 通常、申請を受けてから一週間程度で支払われます。


 一方、疑似患畜の手当金は、同様に、伝票・台帳・登録書などで家畜を評価し、農家からの申請を受けて、県から国へ申請書を送付し、国の確認と手続きが終了後、手当金が国から支払われることになります。

 こちらは、通常、申請を受けてから二週間程度で支払われます。


 現在、ワクチン農家は、98%の評価が終了し、農家からの申請を受けて、これまで95%の支払いが終了しております。評価額(全て公平・公正な基準に基づく)については、農家のご理解を頂けず、同意が得られていない一部を除き、つまり、同意が得られる農家さん達には12月中旬までに支払いを終えるべく鋭意取り組んでおります。


 一方、疑似患畜農家は、現在82%の評価が終了しておりますが、農家からの申請を受けて、国へ書類を送付しており、国が確認後交付手続きがなされることから、今のところ、一割程度の支払いになっております。

 今後、評価が終了した農家からは早く申請を頂くと共に、評価が終了していない農家には、確認書類の提出をお願いし、評価を終わらせ、ワクチンと同様に一部同意を得られない農家さんを除き、年内に支払いを行える予定であります。

 関係各方面におかれましては、どうかご理解を宜しくお願い申し上げます。