南日本新聞の記者さんの件であるが・・・・しつこいようで申し訳無いが、その記者さんに、以前、定例記者会見で「土木事務所の再編・統合も出来ない人間に大きな改革など出来ない・・・・」というような質問・批判を受けた。その時、続けて2問質問されたものだから、前の質問に答えている内に、その土木事務所の質問を度忘れしてしまい、回答しなかったことがあった。それに対して「土木事務所の再編・統合について質問したのに、知事は答えず、はぐらかした・・・」というような記事を書かれたので、その土木事務所の質問・批判だけには僕なりの考えを逃げることなくキチンとお答えしとこうと思い、新聞社(記者)に申し入れた。


 その時、何を勘違いされたのか?「新聞週間なので、記者が知事に取材している所を撮影させて貰いたい」とオファーが来た。「この人、一体何を勘違いしているのだろう?」と呆れた。別にこれは取材ではない。

 定例記者会見でこちらが答えるのを忘れていたので、誠意を持ってその質問に対してのみ答えさせて頂くとということだったのに・・・・ただ定例記者会見でお答え出来なかった分をフォローさせて頂くというスタンスだったのに・・・・何で取材しているところを撮影されなきゃいけないのか?・・・・・・その記者さんの表現を借りれば、「理解に苦しむ」であった。


 まぁ、それはいいとして、記者さんに会って、記者さんのご指摘・批判に対する僕なりの判断・考えをお示しした。

 土木事務所の再編・統合に関する経緯や状況、議会での否決に対してどうしてもっと踏み込ん行動(例えば、議会リコール等)を起こさなかったか?その理由について・・・・・・・高支持率をバックに政策を強引に押し進めることの危うさ、入札契約改革や産業開発青年隊等を含む厳しい環境下の建設・土木業界のバランス等について・・・・・

 

 記者さんもその時は、僕の言い分・説明を聞いて、理解・納得したようだった。

 しかし、その事(僕の回答)が、未だに記事になっていないのだ。取材日は10月7日であった。あれから2週間が経つ・・・・・・まぁ、新聞なんて所詮そんなもんだろうけど・・・・

 「土木事務所の再編・統合も出来ない人間に、果たして大きな改革が出来るのか?」と言った否定的な質問・批判だけが記事になり、使命感・誠意をもって応えた僕の「回答」「言い分」が掲載されないのだ。

 掲載されたのは、「高支持率の知事に、批判も物ともせず毅然と立ち向かう正義の記者」といった論調の記事のみだった。

 これでは、メディア(特に南日本新聞)というより、ご本人(記者)に対する不信感は募るばかりである。この事について、当の記者さんはどうお答えになるのだろう?