熊本から帰ったと思ったら、またまた今日は上京し、各方面への陳情・要望活動である。

 今日は、民主党幹事長室、JAL、ANA等を回った。

 東京は暑い。宮崎より暑いかも知れないと思ったら、やっぱり、宮崎より気温が2~3℃高かったらしい。


 明日は、県選出自民党議員、農水省、宮内庁等を回る。

 宮内庁では、天皇皇后両陛下の前で、今回の口蹄疫関係のご報告・ご説明をさせて頂く。

 部屋には侍従の方や事務方は入らず、両陛下と僕の三者のみらしい。

 御下問があったら、今回の様々な問題点等にも触れざるを得ないかも知れない。

 

 農水大臣が相変わらずあちこちで第一義的には県に責任があるとか、国には初動ミスは一切無かった等としつこく仰っておられるらしい。

 県が完璧だったなどとは決して言わない。反省点も多い。国もそうであろう。前例の無い未曾有の事態に直面したのだし、法も不備の中、多くが手探り状態だった。今の見地に立てば、ある程度、仕方無かった部分もあるし、反省点や問題点もあろう。それは、県も国も自治体も同じであろう。

 重要なことは、幾多の問題点を真摯に受け止め、その反省を今後どう生かして行けるかということであろう。


 例えば、前回(10年前)、感染源・感染ルートが解明されなかった。防疫指針には、「国が解明する」となっているが、今回は、国の疫学調査チームや第三者委員会等に県や自治体も十分協力するとともに、県独自でも調査する必要があろう。

 この事については、ムッチー牧場のムッチーさんが自身のブログの中で言及されておられる。

 ある程度の強制権・捜査権が無ければ、感染源・感染ルートの解明は出来ないだろう。是非、そういう法整備も必要である。


 先日、熊本の蒲島知事に「知事にしか分からないことがありますよね。さぞかし、今回大変だったでしょう?」と言われた。示唆に富んだ指摘である。

 特に僕等のように行政外から来た人間は、今回のこのような事態・状況下では、行政(役所・それは国も県も無く)の摩訶不思議に多く出会うものである。