口蹄疫の疑似患畜の7例目が確認された。今回の飼養頭数は牛725頭で、当然殺処分対象になり、これまでにない規模である。

 その防疫作業は益々大変になる。


 今回の一連の発生は2000年当時とは比較できない程大規模(殺処分対象の家畜は牛豚を含め1100頭を超える)であり、加えて畜産環境が厳しさを増す中での発生であるので、制限区域の畜産農家さんはもとより、県内全域の畜産関係者の方々の物理的・経済的・精神的ダメージは計り知れない。

 県では、畜産農家に対する迅速な経営安定対策は勿論、口蹄疫に関する各種相談窓口の設置し、また高鍋保健所に「こころのケア」に関する相談窓口頭を設置し、関係各位の心のケアにも万全を期して行きたい。


 今後も引き続き、一日も早い収束を目標に、国や関係機関・団体と一体となって、原因・感染経路究明、防疫対策、蔓延防止、風評被害防止等に全力を傾注して行く所存であります。県議会、県民の皆様、国・関係都道府県、市町村、関係機関・団体等の一層のご理解・ご協力・ご支援のほど、宜しくお願い申し上げる次第であります。


尚、農水省の見解によると、この口蹄疫は人に感染することはなく、感染畜産物が市場に出回ることもなく、万が一感染畜産物を摂取しても人体には影響はない。