先日、都城市の大淀川沿いをJOGした。実は、あそこを走るのは初めてで、一度は走ってみたいとずっと以前から思っていた。中々、良い感じだった。途中、小さい子供と遊んでいた若いお母さんに気付かれ、写真を撮った。そして「知事!二期目もお願いしま~す」と明るく声を掛けられた。

 ああいう若いお母さんが政治行政に関心を持っておられるというのは非常に喜ばしいことである。

 知事が土手を走っていて、若いお母さんに気軽に「二期目も宜しく」と声を掛けられる、そんな自治体風景がかつてあっただろうか?

 

 ここのところ、入学式・入校式が続いている。

 産業技術専門校入校式、都城泉ヶ丘高等学校附属中学校開講式・入学式、県立農業大学校入校式、産業開発青年隊入隊式、明日は、みなみのかぜ支援学校高等部開校式・入学式・・・・・・・新入生の眼差しは初々しく、どれもこれも夢や希望と少しの不安に満ち満ちている。いつも思うのだが、新入生やそのご家族・保護者の方々に、僕という存在はどう映っているのだろう?


 考えてみれば、僕も、数多くの入学・入校式を、新入生として経験して来た。入学式に出席する度にあの頃・あの時のことを思い出す。そして、入学式は初心に帰る大切さを僕に教えてくれる。

 最近は、専ら来賓や主催側として数多く経験している。3年前は入庁も経験した。

 新入生の諸君等はこれから新しい環境・世界の中で悩み苦しみ喜び楽しみながら、研鑽に勉めて行かれることだろう。最初は慣れないだろうが、そのうちに環境に馴染み、様々な人や教材から、技術や知識を学び吸収され、人間的にも、逞しく大きくなって行かれることだろう。

 

 少子高齢・人口減少社会を迎える地域や国家の中で、社会保障や景気経済動向等に将来不安を抱え、何となく閉塞感が漂う社会であるが、是非それらの課題に正面から向き合い乗り越え、自らの人生を切り拓き、地域社会の構成員として、立派に成長されることを願う。

 同時に、それぞれの目標や夢を実現され、自己構築・自己実現に努めて頂きたい。

 夢は見るものではなく、実現するもの。時代は追うものではなく、造るものである。

 全ての新入生に「おめでとう。頑張ろう。てげ!」というメッセージを贈りたい。