第48回延岡西日本マラソン。今回は解説ではなく、現場主義・現実主義の自分としては、大会全体の雰囲気や地域の表情を直に感じたい、体現したいということで、関係者に無理を言って、ランナーとして参加させて頂いた。やはり、現場を体験すると様々ことが勉強・参考になる。

 延岡市(スタート)~門川町~日向市(折り返し地点)に至るまで、沿道に殆ど切れ目の無いくらい沢山の方々が応援に来て頂き、勿論、僕だけではないが、エリートランナーや力走する一般選手達に熱く温かいお声掛けをして頂いた。沿道のギャラリーの方々には心から御礼を申し上げたい。

  

 今回、今の僕にとっては関門が厳しく、途中、腰と股関節通が頂点に達し、何度も挫けそうになった。実際、35km過ぎからは、何度も立ち止まり、ストレッチなどを行った。

 それでも、沿道の方々の応援に背中を押され、何とか関門をクリア―出来、完走を果たせた。しかも、今期、自己ベストの記録であった。

 これも、偏に大会主催者、スポンサー関係者、各テレビ局関係者、大会運営者、警察関係者、ボランティアの方々、参加者、地域住民の方々のお陰である。皆様方には、大会に積極的に参加し、大会を盛り上げて頂き、本当に有難うございました。


 レースは確かにきつく苦しかったが、僕だけこんなに楽しんでいいのかしら?と申し訳無い思いだった。今回も、様々な方々に支えられて、走れる喜びを実感させて頂いた。

 途中、ギャラリーの方(中年女性)に「知事~!大好き~!」とか言われ、何度か抱きつかれた(笑)。これって厳密に言うと、失格かも(笑)。握手すると中々離してくれない方もおられた(笑)。「一緒に写真撮って~」と要望される方もおられた。ちょっとちょっと、こっちは関門ギリギリのタイムレース中だっちゅうに(笑)。

 また、途中、バレンタインチョコを渡され「これ、持って行って・・・」と言われたのだけど、さすがにバレンタインチョコを持って走る訳にも行かず、申し訳無かったが丁重にお断りをした。


 まぁ、今回もまた、様々なハプニングとトピックに見舞われたが、何とか雨も降らず、大会中、これといった事故やトラブルも無く、無事終わったことが何よりであろう。

 景気・経済状況も相変わらず厳しく、少しでも地域の方々に元気・勇気・活気を出してもらおうと、励ますつもりで参加させて頂いたが、結果、こちらが、皆様に元気や勇気を頂いた恰好となった。重ねて心から御礼を申し上げます。