生きていると、実に様々なショッキングな出来事が後から後から起こる。

 友人から連絡が有った。癌になったらしい。ショックだった。先日、秘書の吉川君らと生命保険の話をしていたばかりだった。

 僕らも確実にそういう年齢層になっている。自覚しなければならない。

 

 朝青龍関の突然の引退には驚いた。タイガーウッズの不祥事以来のショックだった。朝青龍関の件では、先日、報知新聞の取材に答えたばかりだった。僕は、この職に就任させて頂いて、相撲表彰(宮崎県知事賞)をさせて頂くようになった。これまで、朝青龍関に宮崎牛や旬の野菜等を、2回ほど授与させて頂いている。

 

 印象的だったのは、そのとき、必ず、横綱にはニッコリ微笑んで受け取って頂いた。去年12月23日、「笑っていいとも」の舞台袖でお会いしたときも、深々と頭を下げられ、両手でしっかり握手をして頂いた。僕は、そういう横綱しか知らない。今回の引退は残念でならない。

 今後、大晦日の格闘技大会に出るのだろうか?

 

 政治行政経済的には、小沢幹事長の不起訴、石川氏・大久保氏等、秘書3人の起訴、福岡県副知事の逮捕、世界のトヨタの大規模リコール、有名老舗デパートの閉店・・・・・等も驚くべき出来事が続く。


 それにしても行政課題・難題は後から後から噴出して来る。人が生活している以上、これはもう永遠である。景気経済雇用対策、産業振興、教育、医師不足、かつお漁、難病指定・・・・・・

 先日、橋下府知事ともそういうことについてメール交換をした。大阪も様々な行政課題に直面し、大変そうだ。どこも同じである。「府民の期待に応えられるよう、これまで全力で走って来たが、期待や要求や課題は弥増すばかりである・・・・・」というようなコメントをされておられたが、正しくその通りである。

 行政・政治は住民に永遠に期待され、請求される。そういう運命なのだろう。もっと言えば、人の生き死にの際にあるのが政治や行政である。そして魑魅魍魎が跋扈し百鬼夜行の世界である。やれやれ、えらい世界に飛び込んだものだ。つくづくそう思う。


 津村宮崎市長が退任の挨拶に来られたとき、本当に心からホッとされているように、晴れ晴れとされているように感じた。市長を16年、県議から入れると、36年らしい。本当に頭が下がる思いだ。「長い間、本当にご苦労様でした」と心から言いたい。「知事にはこれからもまだまだ頑張って頂きたい」と励まされた。市長の16年に比べれば、僕なんかまだまだひよっこであることは確かである。