気仙沼市の住民の方々から、「講演に来て欲しい」という1万人ほどの署名が送られて来た。

 以前も講演の依頼があったのだが、スケジュールの関係でお断りしていたらしい。

 しかし、1万人の署名とは有難いことである。そんな大した講演内容ではないのだが・・・・・・・・本当に恐縮である。


 僕の講演では、政治行政に関する固い話は余りしない。出来るだけ、楽しく柔らかく、どちらかというと失敗談等笑える話で、かつそこに自分なりの人生観・生き方・人となり・行政政治に対する理念や方針・宮崎のPR等が滲み出るような話をさせて頂いている。土曜日曜が多いし、来場者には家族連れなども多いので、エンターテインメント的要素を重んじている。

 聞いた方々が直接元気になるような話をなるべくするようにしている。

 中には、もっと行政政治に関する専門的な話を聞きたがっている方もおられると思う。そのバランスにはいつも苦慮している。が、概ね満足して頂いているのではないか? とお客様達の反応を見て思っている。


 「地域・地方に元気を!」というばかりでは中々元気は出ない。話自体に共感し笑って頂き勇気・希望・元気を出して頂くように努めている。講演中「絶対寝かせない」が一つの指標である。

 気仙沼からの多くの署名というのは、そういう僕の姿勢・趣旨をご理解して頂いている証左かも知れない。いずれにしろ、身に余る光栄である。