北川町のスポレク健康ハーフマラソン、1時間34分45秒だった。

 フロントローからのスタートだったので、後ろから突っ込んで来る速いランナー達に余り邪魔にならないようにと流れに出来るだけ逆らわずに進んでいたら、(まぁ、それでも周りのトップランナーよりはかなり遅いのだが・・・)最初の1kmを4分30秒で刻んでいた。

 

 今の僕の状態からすると、このペースは速過ぎると思ったが、このペースでどこまで行けるか? ちょっと試したくなって、そのままのペースをキープした。

 コースは結構アップダウンがあり、途中、何回も苦しい場面が来て、ペースを落とそうと思ったが、何とか踏ん張れた。

 結局、最初から最後まで、ほぼ同じペースで刻めた。


 今の僕の練習量や体調から言って、意外に走れた感じ(上出来)だった。沿道の暖かい声援や給水、水シャワーなどのおもてなし・サービスにも助けられた。

 走り終わって、会場近くの「ホタルの宿」の和室でアイシングをし、そのまま大浴場で風呂に入らせてもらった。あの一連の瞬間が正に至福の時である。

 人々との触れ合い、ゴールの瞬間、アイシングしている間にウトウトとする瞬間、風呂に浸かる瞬間、ビールを飲む瞬間等・・・・・・これらの連続した瞬間・快感・達成感・解放感等があるから、苦しく孤独な練習に耐えられるのだ。

 よって、やはりマラソンは止められないのだ。