山口県防府市の豪雨災害に見舞われ、被害に遭った方々には心からお見舞いを申し上げたい。未だ、行方不明の方々の安否が気遣われる。

 防府市には、今年1月に講演会で行かせて頂いた。高校時代の恩師も在住しており、本当に心配である。

 報道によれば、行政の情報伝達(警戒警報)が遅れたのではないか? という指摘がされている。今回の災害は、一方では中山間地域の問題でもある。

 これから、本県も本格的な台風シーズンに入る。防災対策への行政や県民一人ひとりの意識をこれまで以上に高めなければならない。


 本日、東九州自動車道用地事務所でランチミーティングをさせて頂いた。土地収用の苦労話を聞いた。特に都農町~日向市の間の字図混乱の問題。地権者に説明をしに行くと、3時間くらい説教され帰されることもあるらしい。本当に大変である。心から「御苦労様です」と言いたい。

 東九州自動車道完成は宮崎・大分県民の悲願でもあると思う。これからも頑張って頂きたい。そして、地権者の方々には、どうか説明だけでも聞いて頂き、ご理解頂きたいと切望するものである。


 今日は、その他、延岡市職員との意見交換会や島野浦での加工場視察、県民フォーラム。住民や職員の方々の忌憚の無い意見を直接お聞きし、大変参考・勉強になった。

 島野浦は漁業中心の人口1166人の離島である。大変な歓迎を受けた。本当に有難かった。

 島の悩みは、どこの農山漁村もそうであろうが、人口減、少子高齢化、産業振興、インフラ等の問題である。フォーラムでは島内に道路を造って欲しいとか島野浦のウルメイワシやカタクチイワシ等の加工品も宣伝して欲しいという要望等があった。


 関係無いが、この度、田中義剛氏との共著「俺たちの 新・日本列島改造論」(講談社)を出版させて頂いた。田中氏との共通課題である地方の疲弊、地方再生、第一次産業振興等からの視点で議論・対談させて頂いた。地方分権というのは、ある意味、新たな列島改造なのである。

 まぁ、今回、講談社からの出版というのが感慨深いことである(笑)。