西米良村の219号バイパスや畜産センター、林道小川石打谷線(トンネル工事予定)の視察と「いきいき集落」認定証交付式に出席させて頂いた。

 本県は、「限界集落」という呼び方を改め「いきいき集落」にさせて頂いている。現在、県内15市町村の57集落が認定されているが、その交付式第一号が今回の西米良の村所地区と小川地区であった。


 両地区は、他の認定地域同様、地域住民の方々が積極的・能動的・自主的に地域づくりに参画されておられ、中山間地域のモデル地区に成り得るものである。

 中山間地域・農山漁村対策は今後のこの国の将来の明暗を分ける重要な対策の一つだと思っている。農山漁村が崩壊すれば、国家が崩壊する。

 

 先日、皇居を走っていたら、田中康夫氏の選挙宣伝カーが走っており、盛んに里山対策について持論を展開しておられた。都会のど真ん中で中山間地域の問題を聞くのは、ある意味新鮮なことであった。そこの部分しか聞けなかったが、こと中山間・里山に関する氏の対策・所感は概ね同感である。


 中山間地域対策は環境対策でもある。国がCO2排出削減の数値目標を出すのであれば、同時に、吸収数値目標も示すべきであり、中山間地域(山林)の整備や活性化の明確な目標・ロードマップも示すべきである。

 中山間地域対策は、次世代型のこの国の在り方の指標でもある。

 

 尚、今、県では、「中山間盛り上げ隊」の募集も行っている。現在、100人くらいの応募があるが、多ければ多いほど有難い。是非、多くの方に応募して頂き、中山間地域対策に関心を持ち、参加・参画して頂きたい。

 「西米良ゆた~と」には、花畑牧場とのコラボである「宮崎マンゴー生キャラメル」も販売されている。

 また、小川地区の「作小屋」の取り組みは、可能性を感じる。秋にOPらしいが、是非、頑張って頂きたい。