先日、県の総合防災訓練のとき、自衛隊関係者にも言ったのだが、和歌山県田辺市の内之浦湾に迷い込んだクジラは自衛隊で何とか救出出来ないものだろうか?

 自衛隊のヘリは8tの重量を支えられるらしい。クジラが沖に出るくらいまでゆっくり曳航することは可能なのではないだろうか? 検討されても良かったのではないだろうか? もしかしたら、検討されたのかも知れないが・・・・・・・

 法的には、確か、市民生活に支障を来す障害物や腐食する可能性のある物等については撤去出来たと思う。

 蘇生を期待しての海洋投入も考えられていいのではないだろうか?


 県民の声に意見が寄せられた。「知事は、今度の総選挙において、世襲制度等は争点にならない。争点は地方分権と公務員改革である」と言っているが、自公連立政権寄りなのではないか?

 全くそういうことではない。僕は、去年春立ち上げた「せんたく・地方政府創造会議」での立場、つまり、「あくまで、与野党のパーティマニフェストを検証し、その実効性・実現性等も含め、今度の総選挙を、政策で選ぶ政権選択選挙として位置づけるような国民運動を展開していきたい」という立場は今でも変わっていない。


 僕が「世襲問題等は争点にならない」と申し上げたのは、世襲問題や議員定数削減の問題、景気経済対策等は、当然与野党共に政策として出されると思うので(実際、そうなりつつある)、そこが争点にはならないということである。争点は、もっと別なところ、つまり、この国の進む方向性やこの国の制度的在り方の根幹を変える政策(例えば、地方分権・地方主権)等や公務員改革、税制改革等が当然争点とされければならないということである。


 そういうことが争点にならないこの国はやはり自らの豊かさに負けているのかも知れない。分権は与えられる分権であってはならない。自らが勝ち取る分権・主権でなければならない。

 この国は、倫理を磨かないまま自由を拡大し、道義を醸成しないまま豊かさを実現してしまった。それは近代日本民主主義政治と国民が生んだ功罪である。今こそ、豊かさを反省し、それらに負けてはならないときである。


 5月7日TBS「ひるおび」という番組で紹介させて頂いた本県椎茸(香こ)がもの凄い反響だったらしい。生産者(田中椎茸)さんからお礼を言われた。

 最近、というか今後も、僕が取材を受けた番組・新聞雑誌等について、その詳細については殊更ここで告知することはしないつもりなので、どの番組やどの新聞雑誌で何をPRしたか? どういうことを発言・発信したか? 等については、大変申し訳ないが、OAされた番組や発売された新聞雑誌等で確認して頂ければと思います。


 因みに明日から、台湾出張である。