橋下大阪府知事が来県。知事として、お互い、共通の悩みや苦悩、行政・政治上の課題が当然存在する。それらを吐露し合い、あれこれと議論していると何となく心が落ち着く。ていうか、結構、楽しい。僕って、意外に行政や政治のことが好きなのかも。

 

 しかし、橋下知事は強く、上手くなった。彼は元々強い人間だったが、以前より、特に打たれ強くなった感じがある。まぁ、あの大阪でもまれていれば当然といえば当然かも知れない。

 今日、午前、県庁・知事室に橋下知事が来られた。そのときの会見の様子の映像を、夕方、テレビの報道番組でチラリと見た。疲れ果て、目の下に隈が出来た自分の顔にちょっと愕然とした。「毛が薄いな~」「年取ってるな~」「随分、疲れているな~、この男」というのが率直な感想だった。


 最近、酒飲んでも抜けが悪いし、走りもスピードが今一つ上がらない。TBS感謝祭で痛めた右足股関節がまだ完治しない。物忘れは酷いし、左耳の耳鳴りも酷いし、怪我の治りのスピードも落ちた。やれやれ。まぁ、しかし、この老体を大事に、上手に付き合っていかなければならない。

 

 脳もぼやけている。今日、産業開発青年隊入隊式で式辞を読んでいるとき、勢い「臨む」を「いどむ」と読んでしまった。リーディンググラスをかけていなかったので、字自体がぼやけていたことは事実であるが、それより、頭がぼやけているのだ。やっぱり初見で読むのは良くない。

 「いどむ」と読んだ次の瞬間、「あ! 間違えた。「のぞむ」だった!」と思ったが、前後の文脈から、まぁ意味は一応通ずるかなと思って、そのまま訂正はしなかった。麻生首相のことを言ってられない(笑)。

 

 元来、僕は、式典で余り祝詞を読まない。大体、自分の言葉で挨拶する。でも、最近、厳粛な場では、結構祝詞を読むようにしている。祝詞を読む姿が自分に似合っているか? 或いは、祝詞を読む僕に対して周りはどう思うか? 図っていることもあるのだが、祝詞を読むという行為そのものが、自分の中でのちょっとしたマイブームなのだ。

 が、ミスリードしたのは、今日が初めてではなかろうか?

 モーニングを着て、厳粛な場で祝詞を読む、そんな姿に抵抗を感じなくなったということは、ある意味ちょっと危険な兆候かも知れない。

 一度、タモリさんのように、何も書いていない祝詞をアドリブで読んでみるのもいいかも。でも、それ自体が「ボケている」と思われる可能性もある。