昔から、「偶然」というものによく遭遇する。人の出会いというのは、結構この「偶然」に依存している場合が多い。

 3日(月)石川・小松空港に行く飛行機の中で、森元総理に偶然お遭いした。まるで待ち合わせをしていたかのような偶然だった。この時期、本当に微妙である。

 座席の一番前で挨拶、軽く立ち話をさせて頂いた。僕等を、乗客の方々が「やっぱり・・・」というような目線で見ておられた。僕は心の中で「違う、違う、誤解しないで・・・・」と必死に弁明していた。


 しかし、オバマ氏、これから大変だろうな~。想像しただけで眩暈がする。宮崎でこれだけ大変なのだ。いわんやアメリカをやである。

 今後のアメリカは問題山積、正に文明的課題が目白押しである。世界秩序は変化し、国際的不均衡は顕著で、アメリカと世界の舵取りは至難の技である。いつまでもアメリカ一国支配の世界ではない。

 

 その艱難辛苦を覚悟で大統領選に立候補したのだから、やっぱり良い意味で、変人である。普通の神経ではとても持たないと思う。何をやっても非難される世界である。メディアや国民からも、最初はご祝儀評価・支持があるだろう。しかし、あくまでその政策と実行次第であるが、数年経ったら悲惨な状況になる可能性もある。

 メディアはいつでも上げて下ろす。権力者はいつでも上げて下ろされる。

 

 僕は普通の神経だから、既に限界である(笑)。下ろされっぱなしである。

 堀江氏(ホリエモン)と昨日、毎日放送(TBS系)「久米宏氏のテレビってやつは!」という番組(5日PM10時~OA)で一緒だった。堀江氏のことを、僕は、ずっと普通の神経ではない、特異・特質な人物だと思っていたが、「ネットでの誹謗中傷にはさすがに凹みます」とぼそり言った彼を見て、彼も案外ナイーブで傷つきやすい普通の青年なのかも知れないと思った。


 彼も例外なく、少なくとも学問的には優秀な人間、つまり、成長期に学業の成績向上にはエネルギーと情熱を費やした者が持っている、ある種独特の性質や空気、優越意識やバリアを有していた(僕はそれが悪いことだとは必ずしも思っていない)。

 今の僕を取り巻く環境にはその種の人間が結構存在する。彼等を、時々それなりに尊敬もするし、興味深く観察したりもするが、余りの空気のよめなさや客観的な視点の欠如、見下し感等に目が点になることもあるし、敬遠する(引く)ときも結構ある。その突出したユニークさに笑えるときもある。

 学問の優秀さと社会での優秀さは必ずしも一致しない。勿論、一致している者もいる。


 今日、朝、県庁前で九州一周駅伝のスターターをやり、その後、庁議、定例記者会見、北欧3ヶ国在日大使の表敬、ふるさと愛の基金贈呈式、ブランド店頭ビデオレター収録、中国北京京劇の方々の表敬、全国シスロン会総会、世界造船会社首脳会議・・・・・・と今日は、やたら国際的な一日だった。

 夕方、休憩時間にシーガイアのサウナで、ソフトバンクの和田投手始めスタッフの方々と偶然お遭いした。もっと話しをしたかったが、時間が無かったので少ししか話し出来なかった。残念である。話しをしたい人とは時間が無かったりする。皮肉である。

 ソフトバンクさんには、今月20日まで、宮崎・生目の杜で秋季キャンプを行って貰っている。

 いずれにしろ、この時期、世界的不況にもめげず、多くの観光客を始め、様々な方々に宮崎に来てもらっている。大変有り難いことである。