評価委員会が出した僕のマニフェスト評価、56項目中、A評価が39項目、B評価が17項目、C評価がゼロだったことが、週刊新潮としては余程気に食わないと見える。とにかく悪意がある。「東国原知事と橋下知事の通知表」とかいうあの記事を読むと最早悪意しかないと言える。


 週刊新潮から取材の申し込みが有り、受けないとまた何を書かれるか分からないし、新潮社には拙著「ゆっくり歩け・・・・・」でお世話になったので、時間の無いところを15分だけ時間を割いた。実際はその15分を30分に延長して出来るだけ懇切丁寧にインタビューに答えた。因みに、大阪の橋下知事は取材は受けなかったみたいである。正解かも。

 

 最初、記者に会ったとき、その記者が「東国原知事の場合、これといって失策が無いんですよね~」と残念そうに小声でボソリと漏らした。信じられなかった。失策が無いといけないのか?

 また、若いその記者の態度がちょくちょく横柄なのである。県庁の秘書課に連絡して来たときも態度が悪かったらしい。

 まぁ、その辺のフリー記者かも知れないが、「それが人に話しを聞く態度か?」 と何度も思った。元々そういう礼節を弁えない人間性なのか? 記者になってそういう横着で不快な態度を身につけるのか? 分からないが、もう少し違う態度・接し方がありそうなものである。


 「ご自身のマニフェストに対する自己評価は?」と聞かれたので、災害時安全安心基金、乳幼児医療助成制度、移住誘致、みやざきブランド推進等、ある程度評価出来る項目は結構あると答えたら、記事に「自画自賛」と書かれた。呆れて物が言えない。

 非常備消防や消防本部体制のことについて聞かれたので、取材時間の約半分を割いて本県の現状を説明した。しかし、そのことについては一文字も書いてなかった。恐らく、地方の消防体制のことをその記者は殆ど知らないと見受けられた。


 結局、入札契約改革で地元建設業の倒産が増えたと有体のバッシングである。この不況下、倒産が増えたのは本県だけではない。全国的にそうである。

 結局、冒頭の挨拶通り、批判するところがこれと言って無いのだろう。そもそも、入札契約改革等、古い談合体質からの改革の全国的なトレンドを、週刊新潮等は支持していた筈である。


 記事の中の塩田潮とかいうノンフィクション作家の談話がこれまたトンチンカンなのだ。「私も最近、東国原県政を取材しましたが、知事は県職員に裏金はありますか?と突っ込んだが、結局その追及もいつのまにか立ち消えています・・・・」ってどこを取材しているんだろう?

 去年、本県は約3億7000万円の預け書き換え等の不適切な事務処理(所謂、裏金)をクリアーにしている。


 「企業誘致の政策が無い」と批判されているが、企業立地推進局を設け、8名から12名態勢にし、企業誘致専門員も5名配備して企業立地に取り組んでいる。この不況下では確かに厳しい局面もある

 しかし、週刊新潮等のあの悪意は一体どこから来ているのだろう? 僕が週刊新潮に対して何か失礼なことでもしたか?

 ある新聞記者(今は県外にいる)から「マスコミの言うことなど気にせず、これからも邁進して下さい」と励ましのメッセージが来た。そういう記者もいることはいる。