来る、衆議院選挙。このまま行くと、与党が政権をとっても、野党がとっても、宮崎にとっては、大きな損失を選択することになるような気がする。それは、今すぐには露呈しない。

 いずれにしろ、宮崎にとって、大きな政治課題と言える。


 宮崎の現在と未来のために各々が真剣に考え、議論し、行動することが誠意ある態度であり、県民の義務・責務だと思う。まさに県民走力戦。

 そして、宮崎を含む地方全体の衰退は一体どこに原因・問題があったのか?あるのか? この国の衰微の原因・要因は一体どこにあったのか?あるのか?

 

 また、宮崎がどうしてこうも他府県に比べ発展が遅れたのか?誰も真の解を見付けられていない。アイデアもない。いや、探そうともしていないような気がする。

 日本全体が無思考状態のような気がする。

 僕だけが、只管思料し、思い悩み、周りがただのほほ~んとしているように感じ、こんなに日本の未来について考えている自分が時々アホくさくなる(笑)。まぁ、僕の勘違い、被害妄想、思い過ごしだと思うが。


 連合宮崎から政策制度要求があり、「国への要望を求む」という文言を見、今の国会の状態や中央省庁の姿が脳裏をよぎり、思わず溜息が出た。果たして、要望出来る政府、要望に値する国家なのだろうか?

 

 また、「一体いつになったら、一々、国に要望しなくてすむ社会・国家になるのだろう?」と思ったり、人事委員会勧告の説明を受けながら、「民主党政権になったら、公務員に労働基本権を与え、年功序列の給与体制を止め、その給与を20%カットするらしい。その政策の是非はともかく、そうなったら、労使交渉もさぞかし大変だろうな~。それより僕も含め公務員はこれから大変だな~」とか思ったり、「いや、20%削減を国も地方も法律できっちり決めてくれるなら、労使交渉はしなくてすむのかな?」とか思ったりした。


 「せんたく」の立場で、民主党、自民党それぞれの政策についてコメントしても、メディアはそんなこと何も報道してくれない。ただ、僕が、出馬するか?しないか?の極めて単純な方向だけが先行する。極めてワイドショー的である。

 メディアも識者も専門家も、出馬することのメリットやデメリットやリスク、出馬しないことのメリットやデメリットやリスク。それがどう宮崎や地方に効果を与え、どう効果を与えないのか? 等、どこも分析・研究していない。きっと、分析・予想・洞察能力、または探求しようとする能力が無いからだろう。それもまた宮崎の不幸の一つである。


 僕がまだ知事選に出馬する前、つまり、誰も今日の宮崎を予想出来なかったときのあの時とよく似ている。