とうとう洗濯機が焦げ臭くなった。もう少しで煙、いや、火を噴きそうな勢いである。ガタガタと横揺れが半端ではない。洗濯をしている松ちゃんが流石にびびるので、新しい洗濯機を購入することにした。

 「洗濯機が火を噴いたら面白いのに」論者の、そして「洗濯機が一人でに歩き出したら面白いのに」論者の完全敗北である。

 

 宮崎市内に新しく出来た電器量販店。日曜日+雨ということもあり、駐車場が大変混雑していた。内需の冷え込みを感じさせないお客さんの入りだった。関係無いのに、何故か、いつのまにか、早川が付いて来ていた。


 売り場での侃侃諤諤、喧々囂々、擦った揉んだ、掴み合いの議論・協議の結果、終に、部屋に冷房を入れることになり、エアコンも購入することになった。

 冷房不要論、環境保全論者(自分)の敗北である。これまで、夏二期に渡って論議し、論戦を繰り広げ、頑として頑張って来たが、不覚にも、安直なアメニティ論者(吉川・早川・松ちゃん等)に論難され、論破され、組み伏された格好である。

 忸怩たる思いである。


 かくなる上は、江戸の仇を長崎で。

 

 関係者には、エアコンを今頃購入することに驚嘆され、奇異の目で見られ、蔑み、唾棄されそうな気配。それでも、グッと堪え、値引きのための引き攣った笑顔の自分が口惜しく恨めしかった。