舞台公演も無事終わった。7日楽日は補助席を入れる程の超満員御礼。今回、すべの回がほぼ満員で、劇団は大幅黒字だったと言うことだった。良かった、良かった。
 夜は打ち上げだった。久々の焼酎で、途中から記憶が無い(笑)。
 
 今回、お陰様でかなり竜馬の周辺に詳しくなった。自分の勉強をする間も無く竜馬関係の資料ばっかり読みあさっていた。
 竜馬が梅毒だったこと、お竜と浮気した弟子の首を介錯したこと等、様々なトピックにも出会えた。
 
 お竜の晩年も悲しいものがあった。竜馬の死後、一旦土佐に行ったお竜。恐らく乙女姉さんと反りが合わなかったのだろう、1年半くらいで土佐を出て、江戸に行き、大道商人と再婚し、最終的に横須賀で、貧窮の中、66歳の生涯を閉じている。死ぬとき、お竜は坂本家の家紋が付いた着物を着て死んで行ったそうである。
 
 幕末の獅子(志士)を支えた女性達は、やはり変わっている。と言うか、堅固・強心である。そりゃぁ、そうだ。国家のシステムを変革しようとする連中達を支えるのだ。勿論、死も覚悟である。相当な変人でなければやってられないと思う。
 桂小五郎(木戸孝允)の愛人「おうの」などもその一例である。
 
 三又が芝居中、客席の一番奥に、何度も火の玉みたいなものを見たらしい。
 「きっと、竜馬の魂じゃないかな?」 なんて皆で笑っていたけど、果たして本当にそうなのかも知れない。奴は、今回、完全に竜馬が乗り移っていた。
 
 スタッフや演者達も皆良い人ばかりで、本当にいい芝居・舞台に出会えたと思う。その点では、三又に感謝しなければならない。
 もし、この日記を読んで、芝居を観に来て下さった方には、この場を借りて御礼を申し上げます。
 どうもありがとうございました。