しかし、困ったもんだ。昨今の国際情勢。こんな状況になると我々お笑いはやりにくい。下手に事件に触れると叱られるし、ジョークにもできない。バラエティ番組を収録していても、世界のどこかで不幸な出来事が起こっているかと思うと、どうしてもテンションが下がる。それに、いつ何時日本のどこかで報復テロが起こるかもしれないと思うと気が気では無い。おまけに、アフガン情勢が急変したりすると、すぐ緊急報道特番でOA予定の番組が飛んだりして散々である。本当に、一日も速く平和的解決を望みたい。しかし、現実問題として早期解決は、中々、難しいようである。先日も、TBSの『ここが変だよ日本人』の収録で、このテーマを取り上げた。初めは冷静にディベートしていた外国人達も、段々ヒートアップし、遂にはアメリカ側とイスラム側に別れて、つかみかからんばかりの大激論に発展してしまった。その様子を見ていて、「市民レベルからしてこれじゃ、政府レベルでの話し合いによる平和的な解決はちょっと無理かなぁ~」なんて頭を抱えてしまった。そんな中で、悪質な悪戯メールが頻繁に横行している。内容はこうだ。「友達がなんか悪い事をして逃げている。そいつ行くとこ無いから、2・3日かくまってくれないか」「誰?」と問うと、「写真、送るから」と言って、オサマ・ビンラディンの顔写真が送って来る。全くタチが悪い。こういうのもあった。「是非、たけし軍団に入りたいという弟子志望の奴がいるんです。そいつ中々根性があるので会ってやって下さい」と言うので、「取り合えずプロフィールを見たい」と返すと、それがビンラディンだったりするのだ。こんな悪質な悪戯は、本当に止めて欲しいもんだ。