沖縄は真夏だった。当たり前か(笑)。そして、相変わらず、空も海も空気も気が遠くなるくらい美しかった。これも当たり前か(笑)。まさに、かりゆしだった。
 沖縄を愛して止まない人達が多くいることが頷ける。ここの所、毎年約2万人の人口増加を記録している沖縄。日本に返還されたとき(72年)、約95万人だった人口が、今では135万人を超えているらしい。
 沖縄の環境を見て、県外からの移入者が多いのも納得出来る。僕の周りでも、「老後は沖縄で・・・」と考えている人が結構いる。
 
 ホテルの近くの奥武山(おうのやま)公園を走ってみた。最高だった。陸上競技場の外周約1・6kmのコース。気温33℃、アスファルトの照り返しを入れると、恐らく40℃近い温度の中、インターバルをやっている気合の入った女性がいた。正に、The・沖縄・かりゆしだった。
 
 予定通り、普天間、キャンプ・シュワブ、辺野古周辺を見学した。見学と言うより、勝手に見て回っただけである(笑)。勿論、キャンプの中には入れなかったが・・・・・・
 沖縄の現実が、リアルにそこにあった。特に、辺野古周辺の反対派のテントでの住み込み、地元への補助、様々な要素を孕み、辺野古は今後変化して行くのだろう。
 
 宮崎から見たら、いや、宮崎に比べたら、沖縄は羨ましい自治体だと思っていた。しかし、各方面の人の話を聴くと、どうもそうでも無いらしい。正に、隣の芝生。
 まぁ、当然なことではあるが、沖縄には沖縄独自の難問が山積し、それはそれで大変らしい。この御時世、どこの自治体も同じである。
 そう言えば、帰途に着く日、現県知事の稲嶺氏が11月の知事選には不出馬の意向を議会で明らかにされた日だった。
 この国自体、そしてどこの自治体も同じであるが、この10年間が特に重要であると思う。沖縄行政は、基地行政を筆頭に、今後誰がどういう舵取りをし、どうなって行くのか? 凄く興味がある事案である。
 只、失って欲しくないことは「かりゆし」の精神である。