BBSに多くの励ましのお言葉、恐れ入ります。今後とも、一層の研鑽に勤めて参る所存です。BBSへのメッセージが多いので一つ一つにお答えすることが困難です。この場を借りて、御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
 卒業に際してやはり少し後悔が残ったことは事実である。「もっと努力できたのではないか?」という思い。う~ん、微妙なのだが・・・・・・・・確かに、日曜以外の仕事を全てお断りして、学校に集中すれば成績は完璧だったかも知れない。が、僕には、やはり現実としての生活がある。家庭を支えるための最低限の生活費は入れないといけない(笑)。これは学校に行く前のかみさんとの約束事だった。生活費を1年とか2年分まとめて入れる余裕もなかった(笑)。
 生活費あるいは授業料などの経済的な問題は、社会人学生の多くが抱える問題だろう。僕の仕事は9時~5時では無い。そこら辺に、仕事と総代との両立の難しさがあった。しかし、そんな条件下でも、自分に敢えて問う。「本当に、自分が持っている全能力を注いだのか?」と・・・・・・・・・
 4月からは政経学部に行く。ここでの学問の自分なりのテーマは「実践」である。つまり「実学」。つまり「フィールド・ワーク」が主体となるだろう。よって、二文時代のように机上の学問の成績に拘らない勉強のメソッドになるだろう。二文で知識、政経で行動である。
 政経といえば、その政経出身の先輩である久米宏さんの「NS」が26日(金)をもって終了した。約19年間に及ぶ長寿番組だった。これまであまりテレビを観なかった僕にとって、全てのテレビ番組の中で最も良く観た番組がこのニュースステーションだった。98年~の自主謹慎中でも、このNSだけは観させてもらった。
 98年10月、その頃解説をされていた某朝日新聞編集委員の方に「マスコミも警察も、某タレントさんが風俗に行ったくらいのどうでもいいことをとやかく言っていないで、もっと他にやること一杯あるでしょう?」とコメントされたことは今でも忘れない。確か、神奈川県警の不祥事のニュースの時だったように記憶している。あの時、このコメントで何となく救われた気がした。あの頃を支えてくれたのはこの番組であったと言っても過言ではない。因みにその方は、それから暫くして女性スキャンダルで番組を降板された。
 とにかくこれまで毎日のように観た番組だったので、今日、最終回を観ながら、思わずウルウルと来てしまった。最後に久米さんが、「これは自分に対する最後のご褒美です」と言って、コップ一杯のビールを一気された時は、ちょっと感動した。きっと色々なことがあったのだろう。万感胸に迫るものがあった。とにかく長い間ご苦労様でした。そして、ありがとうございました。言わずもがな、きっとあらゆるものは必ずいつかは終わる。「笑っていいとも」も「徹子の部屋」もいつかは終わる。いつかは全てが終わるのだ・・・・・・・