今日、午前9時から、赤坂東急でロケやって、四谷の定食屋「みょうが屋」でイカフライ定食食べた。それかれ、学校の演劇博物館行って、追加の資料をコピーし、上野鈴本へ移動。車を運転中、不忍通りで偶然も偶然、ジョッグ中の平塚君に会う。平塚君は元SBで、今、城西大学の監督をしている。あんな、偶然もあるもんだ。監督に就任してから、文京区の方に引っ越したことは聞いていたが、それにしても、偶然!・・・・そう言えば、僕には、こう言う偶然が有り過ぎるほど良くある。一昨日も武居さんに街で偶然出くわした。 多分、こう言う偶然力で普段の運を使っているんだろう・・・・・・鈴本からまた学校に戻って、早稲田のケッズでスポーツマッサージを1セット受けてから、授業を受ける。 政治学、経済学共に最後の授業。来週は試験。 何か感慨深かった。 経済学の松本教授の友人の京都大学の教授が、一人息子を自殺で無くされたらしい。 その教授には3人のご子息がおられて、上二人は東大、下は東大に落ちて慶応に行ったらしい・・・・・・その劣等感を苦に死を選んだらしい・・・・下らないことだ・・・・・・それからというもの、その教授の落ちこみは尋常ではなく、以来、学生の卒業の色紙に必ず「生きる」と書くらしい・・・・何か、じんと来た。 それから、松本教授の座右の銘的最後の詞の朗読・・・・・・・欲出迎雨  東風吹雨悩遊人  萬路新泥負細塵・・・・・・・・・・それから、「洪水のように大きく、烈しく生きなくてよい・・・・・清水のように、あの岩陰の人目につかぬ滴のように、清らかに密やかに自ら濯いで生きて貰いたい・・・・・」教授は眼鏡を取り、静かに目頭を拭いた・・・・・僕は、必死にその詞をノートに書きつけていた。それまで執ったノートの字の上に、大きく書きつけたその詞は、この一年、学習したどんな経済学の項目より、太く輝いていた。