早稲田の政経学部にAO式選抜入試試験で受かった。26日に政経学部掲示板に発表された。その発表を見に、家から片道12kmを走って行ったのだ。もし落っこちてたら、帰り辛いだろうな~と思いながらひた走った。
 社会人からの合格者は4名のみ。それも男性は僕だけだった。政治学科も恐らく僕だけ。去年まで、政治学科の男性社会人の合格者はいなかったみたいなので、それなりにプチ快挙かも(笑)!
 日本語の問題では、イタリアの外国人受け入れ制度に関する問題が出た。英語は、贈収賄が軍事政権に齎す影響や職権濫用が経済に及ぼす功罪等に関する超長文が出た。corruptionやbribe等の多くのテクニカルタームが頻出し、misconductという単語に至っては、第一義が「非行・不義」、第二義「まずい経営・不始末」などが一般的であるが、その第三義の「職権濫用」の意味が出題されたのだ。本当に早稲田の政経は面白い(シニカルに)学部試験をやるもんだ。因みに去年の英語の試験問題はスイスの州制度(カントン)に関する長文だったし、一昨年は、直接民主主義に関する数式が出た。
 また、それらの過去問をわざわざ授業中親切に訳して下さったWゼミナールと日本編入学院の講師の方々には心から感謝したい。
 試験の中でも圧巻だったのが、面接・口述試験であった。試験官3名にうち一人が外国人(恐らくイギリス系)で、いきなり英語での質問である。全く予想もしてなかったので瞬間背中にタラリと変な汗をかいた。一応嘘でもTOEFLかじっててて良かったと思った。僕のサバイバルイングリッシュも何とか役に立った訳である。まさにサバイバルである。人生サバイバル! 今回の卒論かっ飛びもまさにサバイバル。
 そういえば、関係ないけど、27日(木)早稲田大学の隣りで火事があった。授業の空き時間に走ってたら遭遇した。凄い火事だった。燃えたのは古いアパートだった。こういう表現は不適切かも知れないが、暗闇の炎は実に荘厳で峻烈かつ美的である。思わず引き込まれ見惚れてしまった。焼死者などの犠牲者が無かったことを祈るのみである。
 さぁ、29日(土)は朝から宮崎である。春の県議選で惜しくも落選した中村さんに会う。1日(月)の午後に東京に帰って来る。それから授業に出る。
 今日、さっき、卒論を書き終わって「やったー!」と叫んだ瞬間、奥歯に詰めてあった銀が取れた! しかし、生きてると色々なことが起こるもんだ!