学校のレポート、高田先生の『笑芸人』やサンスポの原稿を書き、ちょっと資料を読んでいたら、この時間になってしまった。 13日(日) TBS『ここ変』2本収録の後、師匠とスタッフで青山のいつもの店で新年会。師匠と、宇宙の真理・原理・原則の話から、「無」という概念、果ては秋田實氏の話まで・・・・・・様々な話題に及ぶ。 聡明・明晰な頭脳と接していると本当に面白い・・・・・・・・秋田實氏は、もともと東大の新人会でマルクス主義者だった。知識人が大衆から遊離している矛盾に孤立感を覚え、自立的思想を構築するために漫才の礎を築いた。彼は、エンタツ・アチャコに、普通のサラリーマン風の背広を着させ、舞台で大衆言語を使用させた。ここに現代漫才の確立がある。それまでは、漫才は、いわゆる「萬歳」と言って、「太夫」と「才蔵」に分かれていた。他に、僕は、今日の東京万歳を確立したのは、ツービートではないかと言うレポートを書いた。母国語に対抗して、徹底的に母語(下町言葉)を使用し、それまでの背広から、普通のファッションに変えた。喋りの形態も、それまでの大阪的掛け合いの形から、殆ど一人喋りの形態を実践し、斬新な形態を確立させた。その事を師匠に伝えると、ファッションを最初に変えたのは、セントルイスじゃないかな? という答え。う~ん、成る程、そう言えばそうかもしれない。これは、もうちょっと突っ込んだフィールドワークが必要だったと反省。 もし、今後、この現代万歳の形を根本的に変えられ、それが大衆に広く受け入れられたら、その漫才師は後世歴史に残るであろう・・・・・・・・他に、今のテレビ番組、特にバラエティの今日の形は、80年代~90年代にかけて、師匠と何人かのスタッフが創造した産物である。そのミュージアム的番組の発案もした。 これは是非、現実にしたいものだ・・・・・・・話は変わるが、そう言えば、15日(火)、TBS、19時~先日宮崎に帰郷したロケが、OAになるのかな?