今、学校。もう授業終わった。台風来ないジャン! 今日は、大雨強風波浪注意報並びに警報なんて発令されて、当然学校休みかなと思ったのに・・・・・・・・全然ジャン! 嵐の前の静けさかな~ これから夜にかけて上陸かしらん? 
 昨夜、また徹夜でお勉強なんかしてて、合間に新聞なんか読んでたら。こういう記事が掲載されていた。「昨夜未明、練馬区のまんが喫茶「ゲラゲラ」に、ロボットのお面を着けた二人組みの男が押し入り、刃物で店員を脅し、現金10万円を奪って逃走しました・・・・・・・・」 最近では珍しくない記事である。一見、こういう事件はそこら中で頻繁に起きている。しかし、この平凡な記事の中に、特に目を見張るものがある。そう、まんが喫茶のネーミングである。一言でいえば、凄い! 感動した! 「ゲラゲラ」だよ。まんが喫茶「ゲラゲラ」。凄くなくなくない? ちょっと考えられない。考えてもつけない。「ゲラゲラ」・・・・・なんとシュールなんだろう? なんとダイナミックなんだろう? なんとモダニズムなんだろう? まさにアートだ。「クスクス」でも駄目だ。「ケラケラ」なんてもっと駄目だ。「ワッハッハ」なんとセンスの悪いことか! 「ダッハッハ」糞食らえだ。 「イッヒッヒ」なんて論外。「オホホホ」死んじまえ。 「カラカラカラ」お前は、黄門様か? やっぱり「ゲラゲラ」である。まんが喫茶「ゲラゲラ」・・・・・・・・なんと耳障りの良い響きなんだろう? 
 そして、この記事でもう一つ出色なのが、ロボットのお面を被った二人組みの男達である。目だし帽を被った強盗というのはよくいるが、ロボットのお面を着けた強盗は中々いない。すぐ取れそうだからだ。それなのに犯人はロボットのお面を選んだ。ここに彼らのこだわりと哲学があるような気がする。相手は、まんが喫茶だ。銀行などの金融機関ではない。ここに憎いまでの彼らの演出と積極性がある。昔、後輩の山田と金儲けの算段をしてて、奴が急に「これからは、スイカだよ。スイカ大作戦だ!」と真顔で叫んだ時の、あの積極性に似ている。山田の中で、何故時代はスイカだったのか? そして、スイカ大作戦とは一体どんな作戦だったのか? 今でも不明だ。 
 話を記事に戻そう。でも、一体何のロボットだったのだろう? 鉄人28号だったら、40代の男だ。マジンガーZだったら、30代の人間だ。 ロボタンなんて泣けてくる。 ロボコンは? ヤッターマンはどうだ? C3POは? 宇宙家族ロビンソンのフライディは? いろいろ想像が広がる。もしかして、お面を斜にオデコの上なんかにちょこんと着けてたりして、「よ!粋だね~」なんて言われるけど、それじゃぁ、顔がもろばれだったりする・・・・・・・・・とにかく、深夜のまんが喫茶「ゲラゲラ」に、ロボットのお面を着けた二人組みの強盗が押し入る光景。こんなシーンで始まる芝居なんていいだろうな~なんて想像してたら、いつのまにやら朝になっていたのだった。 ふぁ~~眠い~  それにしても、まだ台風来ない・・・・・・・・・・