まっち棒に一緒に行った塩田は・・・・・・ちょっとここで塩田について説明。彼は僕のところに来て約10年。その間、突然「辞めます」と言って、公園で1ヶ月生活し、また舞い戻って来る事、三回。大分出身で実家は八百屋さんらしい。でも大分に帰ったためしが無いので何処の出身かは未だに不明。その昔、オフィス北野ライブに出て、「あんた、あの娘の何なのさ!」という、港のヨーコネタをやり、総すかん。敢え無く沈没。それから、二度と舞台に立とうとしない若手の芸人。若手といっても31歳。とても31歳には見えない。見た目が若いのだ。自分では木村拓哉に似ていると言っているが、どうひいきめにみても、カメラの木村屋という感じ。運転は荒いが、気も荒い。なかなかの熱血漢で、幅寄せしてきた、「外」ナンバーの外車に文句を言いに行き、逆に殴られた経験がある。毎夜、深酒。人生の約半分の時間、気を失っている。ちょっと長くなった、その塩田の先輩が言うには「まっち棒は靴下の味がする」と言う事だ。「靴下食べたんかい?」っていう突っ込みが入るような先輩を持っている塩田は、僕に多額の借金があり、現在それを労働で支払っているのだが、誠に勝手で、時々現金を要求する。どうしたもんか? この塩田。でも、何かいい奴なんだ。