18日(月)朝9時13分の新幹線に乗るため、東京駅に車で向かった。ブッシュ大統領が来日中なので、いつもより時間がかかると思い、通常より早目の8時に家を出た。普段、高速が空いていれば、30分で東京駅に着く。どんなに混んでいてもこれまで1時間以上かかったことは無い。ところが、予想以上の大渋滞。 それも、「特別検問」とやらで、10台くらいずつ停めてチェックしているのだ。そのせいで大渋滞。 お陰で新幹線に遅刻。 何とか迂回して次の電車には乗れたが、エライ目にあった。 遅刻した分、スタッフに多大な迷惑をかけた。 どうにかして欲しいよ全く!   そのブッシュ大統領が国会で演説。 日本の国会議員達は、ブッシュ大統領の一言一言に、まるで媚び諂(へつら)うように過剰な拍手喝采。 ブッシュ大統領は日本を必要以上に誉め殺し、心の中ではさぞ鼻白む思いだっただろう。 その様子は、まるで植民地、あるいは属国を支配国の長が来訪しているみたいだった。 まぁ、実際そうなのだが・・・・・・・・見てて、何か、日本が不憫で痛々しく、悲しい気分になった。 その国会に、今日は、鈴木宗男代議士と田中真紀子元外相が参考人招致される。 でも、野上元事務次官やNGOの幹部スタッフなどは招致されない。 全く、おかしな話だ。 言った、言わないの極めて低次元な争い。 どうせなら、関係者一同を同時に呼んで、白黒はっきりさせるのが筋というもんである。 それをやらない小泉首相。 訳あってできないのだろうけど・・・・・・・どうせ今回も、外務省の機密費や、上納金問題と同様、ODAやNGO問題の疑惑なんか晴れっこない。 また、例のグレーで玉虫色の、何だか意味不明で疑惑的な判断・採決が行われ、事件はいつのまにか闇に葬られるのだ。 公共工事の口利き疑惑もそう、オリンピックの審判不正疑惑も同じ。 みんな、いつのまにか煙に巻かれ、忘れられる。 タレントの執拗な覚せい剤捜査もいいが、根源的な部分でもっともっと重要な案件がある。 大きな悪は生きのび、小さな悪だけが駆逐される。 換言すれば、国民の血税を極めて私的に利用し、利得権益を追求し保身する者、並びに、公平や公正という人間社会で最も重んじられなければならない倫理違反者が糾弾されず、自己破壊という極めて自己目的的で、自己責任において行われる覚醒剤使用という法違反は徹底的に断罪され、不必要にセンセーショナルに報道される。 全く不条理で不正義な社会だ。 こういう社会の中で、そういう大人達の言動を見て、まともな子供達が育つ訳が無い。 僕もあんまり偉そうなことが言えた義理ではないが、次世代と僕らが老後を過ごさなければならないこの国の将来が思いやられる。