そう言えば、1981年(昭和56年)、丁度今頃だったか、現二子山親方(元大関貴乃花)が引退し、断髪式が行われた。それを受けて、オールナイトニッポンのラジオで、僕の断髪式も行われた。
 師匠が、「今日は、名大関、貴乃花が引退したんだ。俺は、関取の大ファンだったんだ! これを記念して、東、お前の断髪式も執り行なう!」の一言で、断髪決行! 意味ワカンナイ! 
 テレビならまだしもラジオで、様子は見えない。それでも、ガチンコで本当に髪を切ったのだ。それも前の方からバリカンが入った。スタジオに響く僕の悲鳴、「ぎゃぁぁぁ!」その後、まもなくCM! 髪が生えるのに、半年かかったが、間も無く禿げた。
 あれから約22年。貴乃花関の引退・断髪式は感慨も一入である。
 そう言えば、30日(金)新宿の「みやこんじょ」に行った時、都城市丸谷町から上京していた川口鉄工社長と出会った。勿論、初めてお会いする方。 彼は、とてもそういう風には見えなかったが、僕より2歳下。貫禄の43歳であった。 彼が、東京に出て来たのは、昨日行われた寺尾関の断髪式に出席するためだった。昨日、今日で昭和から平成に活躍した名関取二人が引退し断髪したのだった。
 時は流れ、いつしか皆、現役や人生を引退していく。いつか! 必ず!
 そう言えば、川口鉄工の社長が、僕に一言「東さん! 都城市長になってくれやれんですか?  岩橋市長も76歳、もう歳じゃからですね~もう6期目ですからね~限界だと思うんです! でも、他に、だ~れも相応しい人がいちょらんとですよ~」人は、必ず、現役を引退するのだ。いつか、必ず!・・・・・・・・・・彼は、本当によく都城のことを憂い、思っていた。 それから都城の市政・宮崎の県政について熱い議論。彼は、鉄工会社の社長にしては、かなり進歩的・改革的で、「公共事業は縮小せんといかんですな~」だって。公共事業の最大の恩恵に預かっているであろう方々の中にも、徐徐に意識革命が行われていることを実感。
 僕のビジョンを聞きながら、「東さんの考え方は素晴らしい! ここは一つ、みやこんじょの若者達と話し合いの場、勉強の場をつくってもらえんですかね~」「勿論、構いません!」「よし、僕が、お膳立てしますから・・・・・・・・・絶対実現しましょう!」彼は、力強く言って、帰って行った。また、会える日が楽しみである。
 それにしても、みやこんじょのオーナーの宏底君。この何年も、早稲田の政経を受けて落ちている宏底。 彼は、僕より二つ後輩で、都城工業高校の出身である。宏に「お前に、報告しておきたいことがあるんだ!」と言ったら、彼曰く「聞きましたよ~Wゼミ通ってるんですって? 政経の先生から聞きました! 僕、あの先生知ってるんですよ~」って・・・・・違うじゃん! 「4月の統一地方選挙の県議会議員選挙で、中村幸一氏(名前出していいのかな?)に、就かせて頂いて、フィールドワークさせて頂いたんだよ! 先生は工業高校のOB会長だろう? 君の大先輩じゃないか? だから、今日は、その事の報告にも来たよ~」とか言うと、「その人、誰ですか?」って! おいおい! 東京では、宮崎出身の人間が、知らない人間はいない「みやこんじょ」のオーナー、それくらい有名な人物が、その大先輩の中村氏を知らない。 ということは、きっと、中村氏も宏底や「みやこんじょ」の存在を知らないのだろうか? いや~、びっくりした。今度、帰郷したら、是非、中村氏に会って、そのことを報告するとともに、もっと交友関係を、都城地域だけだはなく、全国広範囲に及ぶよう進言したいと思う。/FONT>