慶応から横入りしてきた、商学部の大場君主宰のカラオケ大会。高田馬場での、優しくメローな大人のカラオケ大会。僕は授業があったので、二次会の席から参加。馬場駅の前の居酒屋(土風炉)で大場君を囲む会。大場君は7月に公認会計士試験なのにこんなことをしててもいいのか的心配をよそに、大盛り上がりの大場君。カラオケでも一人で盛り上がっていたそうで、外見とは違い、とってもお茶目でアダルトチルドレンな大場君。何かつらいことでもあったのか? 勉強のし過ぎかも知れない。ちょっと心配。さすがに二次会で帰ると言う彼を残して、馬場から終電で僕の事務所へ移動した。山手線の終電なんかに乗ったのはどれくらいぶりだろう? ざっと思い出してもここ10年は乗っていない。皆で一緒に切符を買い、6人で移動した筈が、山口君と高橋君が山手線に乗り遅れた。後で聞いたのだが、山口君は、山手線に乗れないらしい。馬場のホームで、池袋方面と渋谷方面、どっちの電車に乗るか、コインで決めるらしい。僕の事務所は渋谷方面に乗らなくてはいけないのに、コインが池袋方面(全く逆方向)に出たらしい。高橋君は便所に行って乗り遅れた。全く、子供の遠足だ。しかし、最終の電車はビックリ。とにかく凄い人の数である。殆どが若者。ホームに溢れんばかり。あちこちで盛り上がっている。もし、この国に禁酒法が発布されたら、確実に暴動が起こるだろうくらいの盛り上がり方。一部の端の方は線路に半身が出ている。落ちる!落ちる!もし、落ちたら絶対助けようと心に固く誓うが、誰も落ちない。昨今の人工増加を考えたら、あのホームの広さでは不充分なのではないだろうか?と思う。だが、政府は何もしない。恐らく、これからの人工減少をじっと待っているのだろう。 想像するに、朝はもっと大変なんだろうな。レッサーパンダの帽子で顔を隠し、満員電車に揺られて渋谷まで行ったが、そこで乗り換えの次の最終電車を断念。本当は、新玉川線に乗って、三茶の駅で若者と足を踏んだかどうかでもめてみたかったのだが、今度にすることにして、村上君、金子君、種村さん、そして僕の4人はハチ公前からタクシーの乗った。このまたハチ公前が「革命か?」と思えるくらいの人、人、人。時節柄、タクシーは直ぐ拾える。やっぱり不景気だと運転手さんが嘆いていた。事務所に着いて、暫くすると、山口君と高橋君が這う這うの体で事務所に辿りつく。その後、穴田君が自転車で到着。『シンクタンク、チームそのまんま2001』の幹部が出揃う。そこにケビンがマネージャーを連れて登場。しかし、ケビンは鼻が利く。まぁ、よく出席するね。その前の夜もケビンと朝まで生討論。議題は「警察の民営化」について。飽きない、飽きない。野郎、よく喋る、喋る。この夜は、「幸福の数値化」について。この春、某国立大の医学部に入学した姪から、手紙が届き、その中で幸福という3次関数を数式で証明していた。そのことを紹介すると、ケビンは「幸福を数式では表せない、それは理論哲学のまやかしだ」と主張。僕とは二項対立。最も、姪っこが示した数式自体がチンプンカンプン。あいつ一体何を考えてるんだろう? と臍を噛む。その後、村上君とケビンは心理学について熱い議論。確かに村上君の臨床心理士時代の仕事の話しは面白い。ここでは書けない。二人は何やらやたら馬が合っていた。それから議題は、カラスの生態と駆除法について。その後、地雷問題から、もし地雷を踏んだらどうするか?について。地雷は、踏んで足を離した時に爆発する。一度踏んだらもう足を離せないのだ。様々な意見が出た。そーっと離す。身体にゴムを括り付け、一杯に張って、爆発のスピードより早く人を飛ばす。芯を瞬間接着剤で固める。最も傑作だったのが、紐で地雷と足を括りつけ、厚底の靴にしてしまうというものだった。決して、冗談で考えているのではない。世界の地雷問題は深刻だ。我々が市民レベルで関心を持ち、問題意識を持ち、対策について考慮する姿勢が望まれる。まだ、まだ、書きたいが、疲れたのでまたにする。