本日21日(火)社会学の試験終了! 結局、論じたのは「W杯」について。 「W杯」という社会現象を社会学の観点から分析してみた。「W杯」に熱狂する集団は、1)個のアイデンティティ喪失 2)グローバリゼーションに依拠するナショナリズム体現 3)階層の固定化に対するレジスタンス に起因する準拠集団である。これを実証的かつロジカルに論じた、つもりだ。 
 僕は、去年6月、W杯の試合(日本ートルコ戦)においての中田(コ)のプレイを、ある生番組で批判した。するとそれに対する数多くの抗議と非難と誹謗中傷がこのHPに寄せられた。恐らく大方2チャンネルの奴らの仕業であろうが・・・・・・・僕はその時、まるで北朝鮮のような言論弾圧、言葉狩り、言論統制、思想支配が、今まさにこの国で興っている危険を感じた。 サッカーのプレイヤーに対する意見や批判を自由に発言できない社会なのだ。全く閉塞した窮屈な社会である。無意識で偏狭なバイアスと稚拙で無知なナショナリズムを、彼らの中に感ぜずにはいられなかった。 多くの若者の無知蒙昧、思考停止、刹那主義・・・・・・・・・まさに憂国!これらは極めて危険な状況である。
 その社会不安・危惧・怒り・失望などがずっと僕の中に燻っていた。それを今回、社会学の論文という形で顕在化させたのだ。 今日は試験中、時間を忘れ、集中して書いた。書き殴った。まるで三島のようだった。まさに血湧き肉踊る筆者渾身の作品! 愚者共よ、「読め、俺の鎮魂歌を!」「聞け、俺の海神の歌を!(意味ワカンナイ)」って感じっす!
 そして、今日の社会福祉概論。この授業も、今日が一年の最後。そして、今日がレポートの教場提出の日。教室は満員御礼! 普段の2倍、いや3倍の学生。 初めて見る学生も多い。 
 今日の授業は、最後ということもあってか、学生達に意見を求められた。 皆、大体レポートの内容に対する簡単なコメントを述べた。最後に僕が指名された。僕は、レポートの内容に対するコメントの前に、「レポートの内容とは関係無いのですが、今日、こうして教室が一杯になっている状況に驚いています。同時に、こういう(レポート提出日のみ満員になる)状況は、今後この中の方々が社会福祉の現場へ出ていかれるとしたら、今後の社会福祉の状況を象徴しているようで、若干の不安と危惧を覚えます」とコメントした。瞬間、教室中が水を打ったような静けさになった。 どうも、顰蹙を買ってしまったらしかった。正直言って、社会福祉を志す人間は、聖人君子とまでは言わないが、もっと勤勉で実直なものだと考えていた。 誤解だった。 社会福祉概論は、福祉関係の資格や仕事に従事するためには必須科目らしい。 だから、どうしても単位が欲しいのは理解できる。でも、そういう単位の取り方で社会福祉の資格を取得したとしても、彼/彼女らにとって果たしてその事が今後有益なのだろうか? とても危険と危機を孕んでいる問題だと思う。 授業が絶対だとは言わないが、レポート日だけ出席というのも如何なものか? 勿論、北林君のように、一部にはとても勤勉で優秀な学生もいる。 政治はそれら全部を含めて、社会資源の配分や獲得機会の差異を考えなければならない試練を担っていることに、少し絶望した。
 その事を松ちゃんに話すと、「そうですよね~ テストやレポート日になると満員になる大学特有の現象を社会学的に分析しても面白いかも知れませんね~」なんて笑っていた。
 これは、松ちゃんの言う通り、大学教育の根幹から考えなければならない問題である。そんなことを考えている昨今であるが、先日、先週の金曜日2限、目の覚める出来事が起こった。 政治経済学部の総合講座の授業中のことである。Wという僕と同じくらいの歳の男性の教授が、授業中、教室から出て行った男子学生を、突然脱兎のごとく追いかけて行き、まるで脱北者を捕まえる憲兵のように、脱北者の首根っこをとらまえ、教室に連れ戻したのだ。教室に連れ戻すなり「学生証を出せ! どうして出て行った?」などと尋問を始めた。大学では、授業中、教室を出ていく学生は決して珍しく無い。 勿論、教室を出ていく自由もあれば、授業を聞かない自由もある。尋問された学生はムニョムニョと言葉にならない返答。 はっきり「つまなかったからです!」とか「無益だと思ったからです!」と意志表示すればいいのに、ただオロオロするばかり。
 個人的には、W先生の考えを考慮し、胸中を慮り、勇気ある英断を支持するが、授業を中断してまで尋問するのは如何なものか? その学生の行動よりW教授の行動の方が公共の福祉に反する。つまりその反社会的な一人の学生のために授業料を払って講義を聴いている他の多くの学生の公益に反する行為である。
 W教授の講義内容(彼の言う財政出動と金融政策)には些かの疑義があるが、しかし、上にも述べたようにW教授の規範意志と行動は支持する。随分、気骨のある教授もいるものだ。先日僕は酒の席で「俺は、三島(由起夫)になる!(これって、意味不明)」とdeclarationしたそうだが、W教授の方が、今の所、三島に近い気がした(これも意味不明)。
 そこで、冒頭の骨だらけの、56・4kg! 三島の美的かつ禁欲的な肉体改造には、まだまだ程遠いが、今日、朝8km、夜13km走を敢行したら、体重が今期最低の56・4kg! 11月、トレーニングを始めた頃は、61kg~62kg。 
 そんな体重にもめげず、今日、4℃の北風の中、ちょこっとインターバルやったら、右足に違和感が走った。やばい! 左足は、先日、ケッズスポーツで針を打ってもらい、その針がまだ左足(十字靭帯)に入ったままである。よって、左足は何とも無いのだが、問題は右足である。右足だ左足だ、やれ腰だ何だと、故障を繰り返し、やがてタイムが見えてくるのだ。
 体重計に乗って、この56・4という数字を見た時、一瞬貧血で倒れるかと思った。これは、身体がランナーとしての適正体重を欲している証拠なのだ。決して、ダイエットしている訳では無い。きっと、ランナーとしての僕なりの適正体重になり、ジョッグくらいでは全く汗をかかなくなった頃、タイムが見えてくるのだろう。
 そういえば、今日、トレーニングからの帰り、ふとNYを走ってみたくなった。松ちゃん、11月、NYを走ってみようか? NY州の5つの島と4つの橋を渡って、セントラルパークを目指す。あのパープルタウンを今年走ってみようか? あ、学祭に引っ掛るかな~ まっ、いずれにしろ卒論の進み具合次第かな・・・・・・・・・こんな日記悠長に書いてる場合じゃないんだ。明日の法学のレポート書かなきゃ! 書くよ、今泉さん! ズバリ「憲法改正!」 俺は、三島になるよ! 今泉さん! (意味不明!)