1)どうも最近、市井での助詞「で」の使い方が気になる。早稲田のオリジン弁当で、「トリカラ弁当で、お待ちの方~」 同じくマックで、「フィッシュバーガーで、お待ちの方~」「本日は、店内でお召し上がりで!」・・・・・・・・・この「で」は一体何なのだ? 「トリカラ弁当で・・・・」の「で」である。
 助詞「で」の用法は、
 a)動作の行われる所・時・場合を示す。「・・・・・において」―for example「家の中で遊ぶ」―「トリカラで待つ―トリカラの中で遊ぶ」(incorrect) 
 b)手段・方法・道具・材料を示す。「・・・・・でもって」―「ペンで書く」―「トリカラで待つ―トリカラで書く」(i)
 c)理由・原因を示す。「・・・・・によって、or・・・・・・なので」―「かぜで休む」―「トリカラで待つ―トリカラで休む」(i)
 d)事を起こした所を示す。「組合で決めた」「君の方で決めてくれ」―「トリカラで待つ―トリカラの方で決めてくれ」(i)
 e)身分・資格を表す。「・・・・・として」―「母でいる」―「トリカラで待つ―トリカラでいる」(i)
 f)事情・状態を表す。「いいかげんな気持ちで言ったのではない」―「トリカラな気持ちで言ったのではない」(i)
 g)期限・範囲を表す。「野球は9人で1チームだ」―「トリカラは9人で1チームだ」(i)
 h)配分の基準を表す。「1時間で4キロ歩く」―「トリカラで4キロ歩く」(incorrect)―――やっぱりおかしい! どう考えてもおかしい!